2010年9月18日土曜日

ナイター観戦④ 金光

投稿が遅くなってごめんなさい。おそらく夏休み最後のブログアップです。
今年の夏休みは夏らしいことはほとんど経験しなかったので、ブログアップのネタに困りました。(その結果が前回のアップになりました…。)

9月16日、阪神対横浜のナイター試合を観戦してきました。
中学一年の早慶戦以来の野球観戦でもちろんナイターは初めてでした。その日はあいにくのど
しゃぶりでユニフォームの上にカッパを着て、メガホンをたたきながらの応援でした。

阪神側で応援していて、ものすごい熱気と団結力を感じました。
選手一人ひとりに応援歌があってその人に合わせて応援席みんなで声援を送ること。
球団公認の応援団と非公認の応援団があること。
点が入ったら友人関係なくハイタッチして喜びあうこと。
外野から見たグラウンドの選手は意外と近くて大きく見えたこと=>だから余計に一体感を感じたこと。
一瞬球場のモニターに自分たちが映ったこと。

全てが新鮮でした。
先日のサッカーワールドカップもパブリックビューイングに出かけて感じたことですが、スポーツによる団結力、熱気は独特でとても強いパワーがあると思います。
私はサッカーも野球も未経験者なのですが、自分が経験者だったなら、選手のいるフィールドに立ちたくて仕方がないだろうなと強く感じました。前期にゼミに福井弁護士がいらっしゃったときにおっしゃっていた「仕事の関係で舞台を見に行くのは最初は悔しくて仕方がなかった。自分が舞台に立つことができないから」という言葉を思い出しました。


ちなみに雨天により途中中断になったその日の試合は、7回まで両者0点でしたが、最後に阪神が逆転して2-0で勝ちました。
夏休みの最後に良い思い出ができました。
たぶん自分一人では見に行こうとは思いませんでした。こんな機会を作ってくれた人に感謝です!











P.S. つい先日、誕生日を迎えて21歳になりました。
20歳の総括は恥ずかしいのでここでは控えさせていただきますが、見た目は若く、中身は大人になっていきたいと思います…。

2010年9月12日日曜日

③ライバルと社会人【村山】

私事で投稿を遅らせて頂き、すいませんでした。三回目は、今年の夏に出会った【素敵な人物たち】についてです。

今年の夏は3年生ということもあり、ネット系広告会社でインターンをしてきました。というか、今もしていて、大学の授業が始まってからも継続することになっています。素敵な人物達とは、そこで出会った同期のインターン生と、様々なアドバイスをして下さった社会人のメンターさんたちのことです。インターン自体は、最高に楽しかったです。マジで。参加して本当に良かった!って感じています。


では、まず同期のインターン仲間について。東大・京大・早稲田・慶應・マーチなど、様々な大学から多くの学生が集まりました。みんな個性が強く、面白い奴ばかり。2週間のインターンの内、彼らと5人一組でチームを組んで、1週間毎に【メディア課題】と【広告課題】の二つの課題の解決策を考え、コンペ形式で優勝チームを決定するという内容でした。

●【メディア課題】

色んな奴とチームを組みましたが、やっぱ東大生は頭良い。頭の回転がめっちゃ早いし、すごくロジカル。こっちが言った事を瞬時に理解した上で、次の話に発展させる吸収力と展開力には、何度も驚かされました。だからこそ、考える必要がある。【じゃあ、自分が発揮できる彼らには無い価値って何なのか】って。チームリーダーとして自分が出した答えは、

【課題に取り組む彼らのモチベーションを上げて、彼らの意見をどんどん引き出してまとめる役回りになる】ということ。

なぜなら、メンバー全員が必ずしも本気だった訳ではなく、「とりあえず参加すればいいや」位にしか考えてない奴もいたし、意見を拡散させるだけでそれを収束させようとする奴がほとんどいなかったから。自分は特に、モチベーション向上に尽力した。本当に大変だった、というのが正直な感想。想像して見て欲しい。会ったばかりで、どんな奴なのかも全く分からないにも関わらず、二日目からは一つのコンセンサスの取れた解決策を出すために一致団結しなければならない。それなのに、メンバーのモチベーションには温度差がある。色々と言いたいことはあるけれど、メンバーの特性が分からないから強く言えないし、かと言って何も言わないとリーダーの存在意義がないし、責任を果たしていない。社会人のメンターの方にも「まずは、チームの温度差を揃えないといけない。そのために何が出来るのか考えろ。俺たちは本気だから、君たちにも本気になって欲しい。」と言われた。気持ちがストレートに伝わってきた。そのため、その直後からメンバーに電話をかけまくって、次の日に何とか集まって欲しいという想いを伝えました。もちろん、電話をするだけでなく、メンターからのフィードバックの内容を共有したり、自主的に自分が出来ることを率先して行いました。

こういう風に、与えられた課題に対する自分の熱い想いを言葉だけでなく、行動で表現している内に、メンバーにもその気持ちが伝わったのか、すごく協力的になってくれて、一気にメンバーのモチベーションも上がり、【優勝】という共通の目標に全力疾走できるようになりました。元々、頭の良い奴ばっかりという事は分かっていたから、大事なのはメンバー間で共通の目標を構築して、それに向けて気持ちを一つに出来るかどうかだろう、ということは始めから分かっていました。だからこそ、メンバーのモチベーションを向上させることを、自分の最重要課題にしました。これが達成できれば、おのずと多くの意見やアイディアが出てくると思ったからです。結果は予想通り。もちろん、数えきれない位の紆余曲折を経たけれど、何でも自由に言い合える環境を構築できたので、多くの意見が生まれチームとしてまとまることが出来た。コンペの結果は惜しくも2位だったけど、アイディアだけでなくチームワークも評価され、メンバーとは今でもすごく仲良しです。嬉しい言葉もかけてもらいました。本当に大変だったけど、その分だけ感じることも大きかった。


●【広告課題】

メディア課題と広告課題ではチームメンバーが変更されるのですが、こちらでも基本的に自分が意識したことはメディア課題の時と同じだった。

【いかにメンバーのモチベーションを向上させ、チームとして共通の目標を共有できるか】ということ。

でも、それがすごく大変だった。こっちのメンバーの方がメディアの時より、一人一人の我が強くて、なかなか自分の意見を曲げようとしなかったから。そのため、皆それぞれ意見を出すものの、上手くまとまらない。まとまりそうな雰囲気になったと思ったら、別のことを考えている人もいる、といった状態。それが原因でチームとしてコンセンサスが取れず、プレゼン前日の夜にメンターの社員さんにこっぴどく怒られた。悔しくて泣きだすメンバーもいたけど(もちろん、自分も果てしなく悔しかった)、逆にそれが良かった。直後に、みんなを集めて【自分達の問題は何で、残された少ない時間をどう使うべきなのか】について真剣に議論できたからだ。あの瞬間から一気にチームとしての団結力も高まったし、チームとしての目標も共有することが出来た。そこから議論のスピードを一気に加速させて、会社に泊まり込みで徹夜で議論を行った結果、こちらでも2位を獲得することが出来た。

当然、優勝を目指していたのですごく悔しかった。悔しさで泣いているメンバーもいたし、それを見て泣きそうな自分もいた。泣けるって大切なことだと思う。本気じゃないと、泣けないからだ。泣けるということは、本気だった証拠なのだから。コンペ終了後にメンターの社員さんからフィードバックを頂く機会があったのだが、その場でも様々なことを言われた。一言一言に重みがあり、怒られはしたものの社員さんへの感謝が溢れ出して止まらなかった。怒ってくれるということは、社員さんも本気な証拠だからである。どうでもよければ、怒る訳はない。本気で僕たち学生にぶつかって来てくれたことが、とても嬉しかった。


●【メディア課題】、【広告課題】、社会人のメンターさんから学んだこと

①【自分にしか出来ないことは何なのかを、思考すること】

メンバーに東大生が何人もいる場合でも、卑屈になる必要は全くない。彼らに出来ないことを探して実行すればいいだけなのだから。実際に、自分が出した指示をすんなりと受け入れてくれたし、方向性が間違っている場合は、同じ土俵で何が間違いなのかについて意見を交わすことで、問題を解決することが出来た。(東大生は良い奴ばっかりですw)

②【オープンマインドでドーン】

金ゼミ2期の銭谷さんから学んだ事。これ、めっちゃ大事!本当に大事!!自分が心を開かないと相手は絶対に心を開いてくれません。だから、元から心を開いてくれている相手とは接しやすい。でも、そんな人ばかりではない。だから、相手が本音を言ってないなと感じたら、一度自分に問題がないか振り返るべき。そうすると、大概が心を閉ざしているから。進まない議論の際も、本の一工夫で一気に活性化した議論にすることが出来ます!(恥ずかしいから、割愛しますが。)

③【チームで取り組む事の重要性】

特に、広告においてです。広告の課題は個人ではなく、チームで解決します。それは社会人も一緒です。だからこそ、チームでコンセンサスを取ることが不可欠です。そうでなければ、課題を解決した答えを出す事は不可能です。個人がいくら頑張っても意味がありません。チームとしてどれだけ頑張れるか、熱量を上げられるか、それが大事です。

④【結果を出さないと意味がない】

メディア課題も広告課題も2位と書きましたが、2位では意味がありません。勝ち切らないと意味がありません。これは、何度も言われました。僕たちは、自分が持つ多くの時間を捧げて答えを出しましたが、1位でないということはビジネスにおいてはクライアントから仕事を貰えなかった事と同義です。ということは、労働コストだけかかって少しの収益すらありません。ただの無駄働きです。目に見える成果を出さなければならない。すごく心に刺さった言葉でした。

⑤【リーダーの意味】

チームが生きるか死ぬかはリーダー次第。もちろん、それを支えるメンバーも重要だけど、リーダーに情熱を感じられなければ協力したい!とは思えないと思う。別にリーダーが偉い訳じゃない。そうじゃなくて、リーダーの役目は、【いかに自分のため・リーダーのために頑張りたいと思わせられるか】だということ。そういう意味で、それが出来ないリーダーは、リーダー足り得ないと思う(悪まで主観です)。


長々と書きましたが、要するに、インターンって楽しくて、学ぶこと多くて、一生の仲間も出来るよ!ってことです。必ずしもやる必要はないと思いますが、もし興味があって、時間があるなら、今の2年生は是非とも来年チャレンジしてみると良いと思います。自分の何が通用して、何が通用しないのか。自分の長所だと思っていた面は、実はそんな大したことはなく、その面に関して自分より優れた人物がいたとか。自分の長所は、もっと他の面だったとか。良くも悪くも色んな発見があると思います。かく言う自分もまだまだ精進の身で、これからもどんどん、自分と向き合って、自分を成長させなければならないと思っています。

それでは、残り少ない夏休みを満喫しましょう!!^^

リアルプロジェクト進捗報告【高橋】

夏休みも残すとこあと2週間で秋学期が始まりますね。
これから涼しくなるとか…。秋服が待ち遠しいです。買わなくてはですが。お金ありませんが…。

さて、バンダイナムコゲームスさんとのリアルプロジェクト進捗報告をさせて頂きます。
紆余曲折を経てなんとか形になりつつある状況です。
詳細は秋学期最初のゼミにて発表ということなので、ざっくり現状を申し上げます。

9月初旬までは振り出しに戻った状態でトッポギグループでアイディアを出し合い、その中で良いと思われるものを直接梅田さんの前で発表をそれぞれ行い話し合いました。
その結果、『新規事業』という点から考えて当初合宿の際発表した案に戻り、現在その内容をさらに詰め、ビジネス展開を考えている段階です。
今後の動きとしては、梅田さんのアドバイスの許、ビジネスモデルとともに【企画背景・内容・優位性】を重点的に詰めていく予定です。特に「競合」と考えられるあらゆる事物に対する優位性がポイントになるのではないでしょうか。

秋学期最初のゼミ発表で練りなおした渾身の案をご披露できたらなと思います。

2010年9月11日土曜日

【夏休み】いいこと【戸高】

 9月10日、ものつくり学部2期の製作が都内某所で発表された。約2年ぶりの大作の復活に関係者内では衝撃が走っていた。

 かくいう私もゼミの一員として、彼らものつくり学部には深く関わらせていただいた。彼らが突然行うと表明した記者会見の開場である品川牛角に、私は期待に胸を膨らませて足を運んだ。

 そこにいたのはいつもの自然体の彼らだった。学部長銭谷は嬉しそうに必然の奇跡を喜んでいた。寡黙であるが発言の節々にユーモアのある宮村、陰のブレイン岸本も2年前と変わらない様子でたたずんでいた。

 私は祝福のプレゼント(自筆の絵画というなのハガキ)を手渡し、記者会見に加わると同時に、3人への思い出が走馬灯の様に思い出された。以下、3人と私の思い出を書いてみたいと思う。


【銭谷侑:金正勲研究会2期生】
 私が最もお世話になった先輩の1人。時折彼が「戸高と同じ匂いが自分にはする。」と言ってくれるのがどこか嬉しかったりもする。

 彼は細身でオシャレでリア充間違い無しと思える風格をいつも漂わせている。しかし、実際は自他ともに認める非リアな学生時代を過ごしていた時期もあった。

 そんな時に私と彼は出会った。大学2年の秋学期から毎週火曜日昼休みの恒例となった「非リアの会(居酒屋たけぞうでの550円ランチ)」は、定期的には開かれていないが、後輩へとその場所は伝えられている。

 私は彼と共に深く共同作業をしたことがないので、彼の人徳については私よりも深く理解している人はいるだろう。しかし、それでも彼から伝わってくる人徳は計り知れない。

 チームを引っ張っていく際に誰よりも真摯に、熱く取り組む姿勢。発想力と技術力に裏打ちされた見事なプレゼン能力。真面目なだけでなく、くだらない事にも一生懸命になることのできるギャップ。その他言葉では言い表す事ができない程の魅力が、彼が後輩によく慕われる証拠だ。

【宮村周志:金正勲研究会3期生】 
 圧倒的なクリエイティビティを誇る反面、腰の低さは天下一品の謙虚なナイスガイ。

 彼と私の初めてのコンタクトは入ゼミ後すぐの親睦会だ。私より2コ年上であるにも関わらず、「ため口でいいよ。」と天使の微笑みで応えてくれて以来、私は彼の事を尊敬の念を込めて「みやむー」、彼は私の事を仕方ないとの念を込めて時折「ガチムチさん」と呼ぶ。

 彼との1番の思い出は私が初主演を果たした映像作品の撮影だ。うだつの上がらない宅浪生を演じ、さらに演出としてマンガの配置も行った。私の自宅での7時間にも及ぶ撮影の末、完成した作品は、授業担当教授から「主役の男の子がよかった。見ていて元気になる。」とのコメントを頂いた。

 もちろん、このコメントを引き出したのは彼のクリエイティビティに寄与する部分が大きい。映像のみだけでなく、現金正勲研究会のHPを作り上げたのも、韓国で7泊8日に及ぶ合宿の記録映像の総指揮をとったのも、洗練されたデザインの「news clippers」Tシャツを作ったのも彼だ。

 彼のウリはクリエイティビティだけではない。皆に平等な態度で温和に接していたからこそ、多くの崇拝者がいるのも彼の特徴だ。

【岸本和也:金正勲研究会3期生】
 私が3年間、ゼミで同期として時間をともにしてきた仲間である。ゼミ初日に持参した鞄が私のと被っていたらしいが残念ながら私にその記憶はない。

 彼と私が最も濃い時間を過ごしたのは3年時の論文活動で組んだユニット、「ぱぴこ☆ぱぴこ」においてであろう。週に4、5度はミーティング、ゼミで顔を合わせ、毎日毎日UGCについて頭を悩ませた。

 ミーティングの場では圧倒的な知識で新たな視点を次々と出していき、さらにはかの有名なUGCサイト設計論を1枚の図にまとめあげた人物でもある。アイデアとロジックの両面を兼ね備えた人物ではあるが、時折ふにゃふにゃし、ミーティングに遅れてくる事もあったのはここだけの秘密だ。

 論文活動終了後も、冬のネズミの国、朝から夜まで遊びっ倒し。金沢1泊2日旅行〜いま、相川さんに会いに行きます〜でのまさかの2日連続相川さんに遭遇に出会わせた人物。夏のマザー牧場でまさかのお宅訪問。と、精力的に活動を共にしている。

 ふにゃりとしゃきりを使い分ける小動物の様な存在、それが岸本和也だ。

*****

 記者会見後は私の家を中心に、ものつくり学部2期の初めての活動が簡単に行われた。

 とにかく狭い所で集まって写真を撮ってみようという、どこかモダンアートの様な香りが漂ってくる活動である。

 本来、私のようなものが参加できるはずもない、高尚な活動であったが、特別に許可が出たので参加させていただいた。

 以下にその作品を貼付けておくので見ていただきたい。













 これだけを見てもまだまだものつくり学部の底力は計り知れない。これから先に始まるであろう、彼らの新たなコラボレーションにファン達の胸は膨らんでいる。

PS
 私事ではあるが、大学院進学を止め、とりあえず就職活動に精を出す事にした。それが彼らと同時期か、1年先になるかはわからないが、1日でも1年でも早く彼らに肩を並べる事ができる様に日々努力していきたい。
 
 9月10日は本当にいい日で不思議な日だった。あらためておめでとう。

2010年9月9日木曜日

カッターナイフの思い出【金光③】

最近勉強するときに赤鉛筆を使い始めました。
久しぶりに使ったので柔らかくてぐりぐり線を書ける感触が懐かしく、すぐに先が丸くなってしまいました。そこで、自然にカッターナイフを出してちょこちょこ削っていると妹に驚かれました。家には電動の鉛筆削りがあるのに! と言うのです。

たしかにそのほうが滑らかで先が尖った出来上がりになるのですが、色鉛筆ということもあってか無意識にカッターナイフを使っていました。
そもそも、怖がりの私がカッターナイフを使えるようになったのは、小学校のときに鉛筆をカッターナイフで削るという決まりがあったからです。その頃はシャーペンは使用禁止なので毎日翌日の用意をするときはゴミ箱を抱えてその上で鉛筆をカッターで削っていました。初めはおそるおそるナイフの刃を鉛筆にあてたものの、思うように力を刃に伝えられず…とひどいものでした。
それが、1か月もたつと怖さは消え、半年もすれば1分で新しい鉛筆を一本きれいに削りあげられるようになりました。

このささやかな習慣から私は多くのことを学びました。
まず第一に、刃物の扱い方です。時にはいきすぎて自分の指を傷つけてしまうことがあってもその痛みを知ることで他人を同じもので傷つけたりはしません。当時はその感覚をクラス全員が共有していました。また、カッターに対しての必要以上の恐怖もなくなり、今でも筆箱に常備して道具として便利に使っています。

次に、手先が器用になったことです。慣れもあるかもしれませんが、鉛筆は失敗しても使えばまた削りなおせるのでどんどん気にせず失敗と練習ができました。
また、自分で削ると具合を調整できるので鉛筆がちびて書きにくくなるまで使うことができました。

最後に、一度コツを身に付けたらしばらくやっていなくても手が覚えていてすぐに復活することです。現に久々に右手にカッター、左手に鉛筆を持ちましたが、昔と同じように削ることができました。


上記のような大切なことを教えてくれた小学校の先生のクラスで、この夏休みに同窓会をしました。中学からばらばらになっていて友人たちとは実に10年ぶりの再会でした、お世話になった先生のもとには何年経っても教え子が慕って集まるんだなぁとしみじみしました。
カッターナイフを常時持たせて使用を義務化するなんて今のモンスターペアレンツに言わせたら危険なのかもしれません。でも、そうやってどんどん危険から遠ざけるばかりでは身をもって危険を習得する場がなくなっていき、テレビゲームやインターネットの中で仮想の暴力で感覚がマヒする一方です。当時、私の先生は「大きな怪我があったら速効中止し、私が全責任をとる」と言って保護者会でナイフの使用を説明したそうです。現在の過剰な危険回避は責任回避の隠れ蓑にもなっているような気がします。自らリスクをとって、教育者として生徒を信頼し大切なことを教えてくれた先生に感謝しています。

【夏休み②】上海いってきました【矢野】

8月下旬から9月の初めまで上海に2週間ほど行ってきました。
そこで感じたこと・思った事をつれづれなるままにですが、書いてみたいと思います。

まず、上海は、都会!
東京とか比べ物にならないですね。
展望台から見ても日本でいう新宿とか大手町のようなビル群が地平線まで続いていて、その遠くのぼやけ具合を見て「22世紀だ」と思いました。夜景もみなとみらいの比じゃないです。

↑この日は少し曇っていたんですが、それでもこの美しさです。。。
これは上海人の友達に聞いた話ですが、近年の上海は1年前訪れたところに行くと、もうそこがどこだかわからなくなっているくらいに変わってしまっているようです。今の日本ではなかなかあり得ないことで、聞いた時に鳥肌が立ちました。

ただ、あんなにも綺麗で大きななビルが建っているのに、トイレだけは残念なところが多いです。
あまりトイレをキレイに使う文化がないのか・・・
5つ星ホテルでも暖房便座やウォシュレットのない洋式トイレで、多くは四角い和式トイレのような(長方形ゆえにどちらが前かわからない且つ丁寧にも足置き場に滑り止めがついている)ものでした。
そのほぼ全ての四角和式トイレにAmerican Standardとのロゴがあったので調べてみると、
「アメリカンスタンダード」は19世紀後半に米国で設立され、世界的に水回り事業を展開しているブランドでいずれも衛生陶器と水栓金具などの製造販売を行っており、中国・タイ・韓国を主要拠点としてアジア各国で高い販売シェアを持つ、のだそうで、2009年にINAXがアジア部門を買収したそうです。意外にも今は日本企業のものなんですね。
是非今後TOTOやINAXが最新技術を以て中国トイレビジネスの覇権を握ってほしいところです。というか、すごい見込みのある市場だと思います。むしろ中国でトイレビジネスやりたくなりました笑。

あと、上海で特筆すべきはインフラの整備。これも素晴らしいです。
高級外車がびゅんびゅん走る高速道路は高架橋になっていて、上海中を網羅しています。もちろん通行料金は取られません。高速代を取るのは日本だけみたいですね。ドイツとかは日本に倣って検討してるみたいですけどやっぱり経済成長のためには料金なんて取らない方がいいでしょう。
バスもよく通っています。全部で500系統もあるそうです。上海の路線バスは日本の電車のように車体の上部が電線と繋がっていて、電気で動いているトロリーバスのようなものもありました。
タクシーもよくつかまるし、安いし、とにかく早い。おっちゃんがすごい勢いで飛ばしてくれます。
そしてなんといっても一番良いと思ったのが地下鉄です。上海市内を網羅しているのはもちろん、新しい(第一号線ができたのが1995年)からホームもきれいです。また、初めから計画的に作られ日本のように「あとからここを足して、繋げて・・・」というのがないので、乗り換えがとても楽だし、同じ会社なのでいくつ乗り換えても料金的な心配がありません。「安い行き方」を考えなくてすみます。あと、デジタルサイネージが各車両、ホームに設けられており、ニュースがチェックできたり、ホームでは次の電車の待ち時間がカウントダウンされている(山手線並みの本数はあるのですが)のには驚きました。
ただ、面倒なのは毎回乗るたびに改札で持ち物X線検査があることと、SUICA・PASMOの機能は日本の方が便利だなと感じました。

こんな感じでトイレとインフラの話で大部分占めてしまいましたが、また上海について書かせてもらおうと思います。それでは。

2010年9月6日月曜日

【夏休み③】陰翳礼賛【栫井】

こんにちは、夏休みも半分が過ぎ、成績が開示され(目も当てられないのは毎度の事。)、そろそろやり残したことをがーっとやってしまいたい衝動です。

わたしは日本が好きです。日本のことばが凄く好きです。海外経験が豊富な訳でも無ければ、二外語がぺらぺらな訳でも無いけれど、日本に生まれて良かったな、と熟思う。
純文学であれ、漫画であれ、そこで使われることばは、様々な背景を感じさせるもので、言霊という概念は、日本語にこそ宿るものではないかと思う。
言語は、物事を切り分けて、整頓し直す道具である。元の物事の捉え方は、メスの入れ方、並べ方で如何様にも変わってくる。
自分の言いたいモノは、どうすれば一番伝わるのだろうか。筆者が推敲を重ねた結果と考えると、手の中の書籍はまた違った見え方がするのではないか。

例えば、わたしは江國香織という作家が好きだ。イノセントな透明感が感じられる文体だと思う。彼女の文章には、形容詞や比喩表現が多い。昼ドラさながらのどろどろとした物語でも、彼女の描く文章は、なんだか子どもの話し方みたいなのだ。それが独特の気味のわるさを創り出してもいるのだけれど。

全然金ゼミらしくないブログアップになってしまいましたが、夏休みに免じてください。
どうしてこんなことを書こうと思い立ったかというと、先日千葉に行ったとき、ひとつのことばが頭に浮かんだからでした。

房総半島に遊びに行った帰りの車内、都内に入っていくと、それまでとは全く違った風景を見ました。いつもなら当たり前過ぎて見落としていたもの。オフィス街のビルの窓ひとつひとつから漏れる明かり。東京はキラキラしているなあ、と久しぶりに感じました。
インエイライサン、ということばをご存知でしょうか。
谷崎潤一郎の随筆、「陰翳礼賛」です。
薄暗がりの中では、ものの姿は朧げにしか見えない。が、だからこそ見る者の想像は掻き立てられ、本来よりも焦がれてしまう。
兎に角明るさを求め、キラキラと光った東京の下では、物事はかえって霞んでしまうだろう。嫌な部分も全て露見してしまうから。
谷崎は、陰翳ということばに、彼の求める美学を凝縮している。わたしには谷崎の全てはわからないが、彼が礼賛したものは何だったのか、彼の体験を想像しながら、わたし自身の目の前の物事を思うことが出来る。

日本の文化は、見る者に想像させることで深みを増してきたものだと思う。
ことばはその最たるものだ。
古典が、幾重にも仕掛けられた引用元を想像させることで価値を増したように、今の日本のコンテンツも見る側の想像力を以てより味わい深いものになるのではないだろうか。
三田論では、創作について取り扱う。
何かこの前身から得られるものがあれば良いのだが。