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2010年6月23日水曜日

0618ゼミの感想【大賀】

 こんばんは、大賀です。ゼミの感想が大幅に遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。6月入ってすぐから気管支炎のような風邪のような百日咳のようなものにずっと悩まされていました。最近になってようやく落ち着いてきましたが、まだ薬のお世話になる毎日です…。みなさんも、季節の変わり目は十分に気を付けてください。一度やられてしまうとすごく厄介です。それでは、ゼミの感想、いきます!

【NC―テレビ広告費と視聴率の現状とこれから】
 プレゼンターの矢部君。コメンテータの黄さんと長澤さん、お疲れ様でした!5期生だけでおこなうNCを見たのは初めてだったので、ワクワクしていました。3人共、しっかり準備をしてきていて、またそれぞれの意見の共有もきちんとできていて、とても素晴らしいものだったと思います。
 以前(大学2年の時)に、金先生のお知り合いである佐藤耕太郎さんのご紹介で、テレビ朝日を訪問させていただいたときのことを思い出しました。社内の壁一面に、番組名と視聴率を記した紙が貼られていたことを知り、衝撃を受けました。「視聴率至上主義」という言葉は耳で聞いて理解していたものの、実際にテレビ局に赴いてその様子を目の当たりにした時は、どうしようもないやるせなさを抱かずには居られませんでした。視聴率欲しさの番組作りが、はたして本当に視聴者にとって「面白い」ものになっているのか。最近ではワールドカップ中継が盛んですが、アナウンサーや実況者だけでは物足りずに、有名ミュージシャンや芸能人までスタジオに呼び込みサッカーを応援しています。これも「視聴率至上主義」を表す良い例なのだろうと感じ、悲しくなりました。「視聴率」に縛られずに自由な番組作りをしている(することができる)NHKは、やはりどの番組も面白く、期待に答えられているように思います。「視聴率」というエサを求めていがみ合う各テレビ局の生存競争によって、テレビ番組本来の求めるべきもの、視聴者のことを考えた上での番組作りのノウハウといった基本的な事柄が失われてしまっていうように思えてなりません。
 ただ、(槇さんにお伝えさせていただいた通り)テレビは、その「面白さ」をいかに視聴者に共有してもらうか、という点で、Twitterやmixiボイス等の「ミニブログ」による迅速な情報共有は非常に画期的だと考えます。先述したワールドカップにしても、私の好きな大河ドラマにしても、それぞれの「ハッシュタグ」(Twitterの場合)があり、リアルタイムで番組を見ながら感想を言い合っている人々の様子が見られます。まるでお茶の間で見ているような感覚を取り戻せるのではないでしょうか?テレビ制作者側がこの現象を今後どのように利用していくのか、興味深いです。

【ゲストスピーカー槇さんのお話】
 金ゼミ初?!の元女子アナであるゲストの話、ということで、ゼミ生(特に男性陣!)の様子が浮足立って見えたのは気のせいでしょうか?笑 と、冗談はさておき…。お忙しい中いらしてくださった槇さんには本当に、感謝をしてもしきれません。テレビ局の裏話から、アナウンサーの実態、そして、若い世代に何を求めるか…などなど、赤裸々なお話を聞くことができ、非常に勉強になりました。
 私は就職活動中にテレビ局受験をしませんでした。テレビの未来に限界を感じたからという理由も少なからずありますが、「視聴率至上主義」の番組作りを担わされることに違和感を覚えたからです。その選択が間違っていたか正しかったか、それはわかりません。私の周りには、テレビ局に入社する予定の友人もいます。テレビの未来を、テレビ局に入社するであろう若い世代に任せておくだけでは駄目だ。槇さんのお言葉からはそんな「想い」を感じました。視聴者としての私たちも、そして、若い世代としての私たちも。しっかりと向き合うべき問題だと思います。
 個人的には「新聞の未来」についても興味があります。かつては代表格として名を馳せていた媒体が、今後どのような変化を遂げ、生き残っていくのか。是非、取り組みたいテーマです。

【戸高君・吉田君お誕生日会】
 企画してくれた菱木さん、そして、映像やケーキなどを用意してくれた4・5期の皆さん、本当にありがとうございました!そして二人ともおめでとう!!金ゼミは本当に居心地が良くて、温かい場所だなあと再確認です^^*

2010年6月22日火曜日

0618ゼミ[矢部]




 プレゼンターとして初めてのNCでした。今回は「視聴率」をテーマにやろうと決めて、身近なことでも実はほとんど知られていない視聴率とこれからの放送産業においては、まとわりついてくるであろう「視聴率」について考えていければ、と思いました。当初は「放送の公共性」についてという、広告費削減→視聴率主義→制作費削減→放送の公共性低下、このようなことについてやってみたかったのですが、如何せん5日間で仕上げられるテーマでなかったため、ミクロに視聴率という部分にスポットを当ててやらさせていただきました。ゲストスピーカーが、テレビ業界の槇さんということもあり、少しは興味の助長になればなと思いました。

 おそらく、どこの産業もこれから、不祥事というものは絶えることはないと思う。そのような不祥事というのは、情報の秘匿性と専門性の壁から必ず生じる。オープン性というのはもひゃどこの業界でも聞くようになった言葉である。政府などでは、お決まりのように口に出すが、ほとんど実行されているかは不確かである。現にカネや官僚癒着など....そのためにも、この日本の視聴率業界において、日本版第三者監視機関の必要性は確実に重要な議題点であると思う。実質ビデオリサーチ社の独占となっている中で、社会から何かを求められるわけではない。競争相手やオンブズマンがいなければ、現状満足もしくはそれ以下となることが、通説である。そのため、調査開発向上の欠如やサービスの低下が懸念される。そこで、現代、多局化と多メディア化が進んでいる中で、テレビの視聴形態やユーザーの変化が視聴率に及ぼす影響は多々ある。通常な状態でも、サンプル数の問題など視聴率調査のは不完全な点が多いので、そのような事も含めて、調査の精度が包括的な意味で向上するように、第三者監視機関は必要であるといえる。

最近はワールドカップということもあり、日本戦の視聴率などで話題が盛り上がる事が多いが、そこで面白い出来事が起きた。NHKのアナウンサーが、日本VSオランダの宣伝をW杯の試合の番組でするときに、コマーシャルはなく、ぶっ通しということをテレビ上で発言してしまったのである。実際この試合の放映権はテレビ朝日が獲得していたので、NHK側はBSでの放送となっていた。そのため、ついつい民間放送との比較をしてしまって、口から出てしまったのだろう。このことは、コマーシャルという広告収入に関係詞、公共放送と民間放送の商業性を追求しているかしていないかに論点がある。放送の公共性を考える上では、面白い題材だと思う。個人的にはテレビ好きですし(あまり関係ないですが)、失敗だから仕方ないなと思います!

槇さんのお話を聞いて、テレビ好きの一人として放送産業に未来が確固たるものとしてあり続けるように僕自身も考えながら頑張っていきたいと思いました。

2010年6月21日月曜日

【0618ゼミの感想】テレビ!テレビ!テレビ!【岸本】


 テレビに関してのNCは新鮮でした。視聴率を軸に、1つ1つのスライド、プレゼンには知らない事実も多く、よくまとまっていて感心しました。
 
 その一方で、正直視聴率に偏り過ぎたかな、というような印象もありました。現状の測定方法なども大事ですが、その測定方法が現状にそぐわない状況になっている。(地デジ完全移行によって完璧な視聴率捕捉も可能だったのではないか?と思ったりもしますが、技術的な実現可能性が分からないので割愛します。)その現状にそぐわない視聴率の測定方法からの変化をテレビ業界は何故拒むのか。そして今後広告費が下がることが分かっている中でどのようなビジネスモデルの変化が見られるか。類似例は海外あるいは他の市場に無いか。そういうことを突き詰めて考えるとより様々な考察が得られたのではないでしょうか。

 視聴率というのは視聴者のattentionを測るもので、最初は「マスメディア」という言葉に表されるように大衆=みんなが少数のメディアに集中していました。その後、様々なメディア、コンテンツあるいはVHSやHDDのような録画機器の登場によりattentionが分散するようになりました。そして視聴率が低下し、広告費も低下し始めました。テレビ業界的には、広告費が下がっていても、既存の視聴者と広告主を手放したくない、そのために低リスク思考になるために低予算で作れる似通った内容の番組が多くなったように感じます。
 リスクを取ることが出来るのは深夜番組くらいでそのため深夜で実験的な低予算の番組がクール毎に沢山作られ、その中でうまくいったものがゴールデンへ進出する。ゴールデン進出を遂げると一気に注目されるものの、深夜ほどグダグダまたは過激な内容を扱うことができず「ポップ」になってしまうことを余儀なくされるためにすぐに陳腐化してしまうことが多々見られます。(個人的には「イノベーターのジレンマ」がテレビ業界には2つあって、1つは業界のビジネスモデルに関するもの、もう1つはコンテンツ(=番組)に関するものであると考えています。)

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 そして槇さんのお話。インサイダーとしてのテレビ業界の苦しみが伝わってきて、変化を起こすことの大変さを実感しました。特に印象に残ったのは、コンテンツのバリューがいつまで持つかという話と、テレビ局の情報ソースは基本的に他メディアか人脈頼みであるという話。後者は現在誰でも情報が発信出来るようになったため、その気になれば素人が一次ソースにあたることもできるようになりました。
 例えば、ここ数日でのジャーナリストの江川紹子さんの番組降板問題で、大手のスポーツ紙やインターネットニュースなどは一次ソースであるTwitterを情報源とせざるを得なく、その報道のあり方は情報の受け手を失望させるものでした。素人が一次ソースに直接アクセス出来たり、編集してニュースサイトやレビューを行うことで大きな旧来のメディアと張り合って行くことも十分出来るようになった時代であるように感じます。

 またアナウンサーという職業の大変さがよくわかりました。(アナウンサーへの幻想が吹き飛びました笑)
 正直、決まった原稿を読むだけであれば初音ミクとかのような音声合成技術とインターフェースとしてのキャラクター(アニメ声とか2次元だけだと受け付けない人もいると思うので、3次元など選択の幅を設けるなどするのがいいのでは)が揃っていればい実現可能(というか実現例はいくつかあります。参考)だと思うのですが、緊急の際の対応や移行コストを考えると非現実的なのも事実です。この問題を埋められない限り、アナウンサーという職業は絶対必要とされると考えています。
 原稿を読む際には自分の意見を押し殺すということが求められながらもインターフェースとして、職務を遂行するアナウンサーはさながら職人のようだなと感じました。

 お忙しい中ゼミにお越し下さって、インサイダーなりの貴重なお話をいただき、また学生の話を真摯に聞いてくださり、ありがとうございました。

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 個人的には今後のテレビには2つの方針が控えていると思います。1つは既存の同期的なテレビを活かす方法です。同期してまで見てくれるということは、言い換えればある共同体(コミュニティ)にとって有益な情報であればテレビを見てくれると考えることが出来ます。大きく2つの具体策が考えられ、1つはソーシャルメディアを利用し、離ればなれの人々を繋ぐことで擬似的な共同体をつくるということです。この場合、広告はプル型広告になることが考えられます。(視聴者が多い程プル型になる傾向はスーパーボウルの例などを思い浮かべていただけると分かりやすいと思います。)
 もう1つは完全にローカルな地域密着型のテレビを目指すと言う方法です。これは鳥取県の中海テレビという成功例があります。大きな収益は見込めませんが、「地域のNHK」となることで地域の人々の生活を向上することは出来ます。

 2つめの方針として同期ではなく、非同期(オンデマンド)があります。これには少しゼミでも触れたHuluがあります。これはアメリカの4大ネットワークのうち3つによる会社で、アメリカからしか視聴できませんが、多くのコンテンツがあり、視聴者と広告主を集めることに成功しています。(広告費はYouTubeに追いついたとする専門家の意見もあります。)またこのサイトはユーザーの利便性を中心に設計されており、CMはテレビよりも少なくなっていて、またインターフェースがYouTubeなどの動画サイトよりもずっとすっきりしています。この場合、アカウントを作るインセンティブ(オススメ動画紹介など)を設計することで、アカウントを作ってもらい、結果的にターゲット広告(プッシュ型)を打つことが考えられます。Huluに類似したビジネスモデルでは日本のアニメと韓国のドラマを扱う「クランチロール」なども挙げられます。

 もちろんこの2つの方針はどちらか片方だけでなく、うまく組み合わせることが必要であると考えます。例えばHuluはテレビと時間差を置いて番組配信をしていますし、またニコニコ動画はオンデマンドであっても疑似同期とも呼べるような同期システムを用いることでコミュニティで盛り上がっているような感覚を視聴者に与えます。いずれにしても既存のテレビ業界からすれば早いうちにリスクを取らないと、規模は縮小するばかりなのではないかと考えています。

0618ゼミの感想【吉田】

【NC】
視聴率については、私たちの生活の中に深く入り込んでいるものでありながら、その仕組みについて意外と知らなかったと改めて感じました。視聴率という不確実なものとらわれるのではなく、真に良いコンテンツを作るインセンティブになる基準が必要だと思いました。また、ネットコンテンツの視聴率という基準は非常に面白いと思いました。新しい形の評価基準を考えていかなければいけないと思います。

【槇さんのお話】
槇さんのお話、内容がとても興味深いだけでなく、プレゼンの仕方などでも勉強になることが多くありました。槇さんのお話から、テレビも華やかなでモダンなイメージに変化を迫られていると改めて感じました。
また、今回は人気番組の裏側など多くのことを聞くことができ、大変勉強になりました。本当にありがとうございました。

【カコイ】0618ゼミ感想

【NC:視聴率】
今後の視聴率を測るとき、"誰が"、"誰のために"、"どんなメリットを持って"測るのかを明確にするべきなのかなと感じました。
コンテンツの権利者だけでなく、プラットフォーマーや製作者、二次製作者など、コンテンツに関わるステークホルダーがどんどん広がっているのがデジタルコンテンツの現状だと思います。
その点で、今回従来のマスメディア(テレビ)とデジタルメディア(インターネット)を比較してみたのは、違いを明確にし可能性の広がりを探る上でとても良い手段であったと思います。

ある対象について議論し、ひとつ抽象化したフェーズで議論する流れは、議論も停滞しにくいし頭をフルに使ったものになったのではないかと思います。
久しぶりのグルワやディベートでないNCでしたが、個人的にはこの方が各人の意見を全部聞けるし、なんか発言しなきゃ!って頭も使うので形式としては好きです。

【ゲストスピーカー:槇さん】
テレビの未来は?と考えたときに、真っ先に思い浮かんだのが、メディアを統括する存在としてのテレビでした。
日本のコンテンツ産業の今後の未来に、あるコンテンツを様々なメディアへ派生させていく手法は欠かせません。今までは、DVD化・書籍化やグッズの展開などのメディアミックスが主でしたが、今後はクロスメディアな展開をしていくべきかと考えています。
メディアミックスとクロスメディアをどう使い分けているのかを先に述べると、両者に共通するのは他メディアでの展開、相違するのはそこに一貫したストーリーが語られているのか否かです。
クロスメディア展開の一例として、金曜に挙げたARG(代替現実ゲーミング)があります。ざっくりと言うと、あるストーリーに基づいて、プレイヤーを複数のメディアを横断させる手法のことです。
私がテレビがそのハブになれば良いと思ったのは、テレビはある程度安定した影響力と財力を持つと思うからです。
このような、人々がただの視聴者に徹せず、自らプレイヤーとしてコンテンツに参加していくような手法は、コンテンツ産業全体に進行しつつある双方向性の流れにも沿っていると考えられます。
テレビの持つコンテンツ界随一のクリエイター力を以て、ぜひ企画してもらいたいなと思いました。

0618 ゼミの感想【黄】

NC
今回は2回目のNC。前回とはまた異なった立場でNCをやりました。今後の改善点としては、
早口をなおす!(すなわち言いたい内容をもっと絞る!!)
そしてスライドのさらなるレベルアップ
の2点だと思います。正直、視聴率は調べれば調べるほど、芋づる式に言いたいトピックが増え、詰め込みすぎた感があったと反省しています。
現在、テレビを取り巻く状況は刻一刻と変化しており、矢部っちが言うように多メディア化している事実は否めません。そのような状況下で今後、視聴率もより効果的な数字測定を目指して動かなくてはならないと思います。例えば視聴質。
2003年の日本テレビ視聴率買収事件の後から登場し始めたと言われており、テレビ番組そのものの質、視聴者の質、視聴の質を表す数字として実現が期待されています。まだ正確な定義付けがされていない点、何を持ってその質を判断するのかなどがいまだに問題点として残っていますが、新たな、テレビメディアとの関わりを測る数値として期待できる部分も大きいと思います。

ゲストスピーカー槇さんの話
メディアが置かれている現状の話、アナウンサー時代のお話など色々な話が聞け、とても興味深かったです。特に私は、テレビ局=全ての情報、最先端のあらゆるイシューが集約されている場所、というイメージが強かったので、ある意味そうでありある意味そうでないという槇さんの話に目から鱗でした。今後のテレビの行く先はどこにあるのかを話しながら、漠然と今思ってることって本当にそうなりますよ!というお話聞き、自問してみました。正直なところ、まだこれからのテレビの未来図が想像もつきません。これから自分のなかでじっくり考える疑問が増えました。
笑顔が尽きず、槇さんの生き生きとした笑い声がとても素敵でした!ありがとうございました!

0618ゼミの感想【岡本】

【NC】

身近な話題でありながら今まであまり視聴率について真面目に考えたことはなかったので、視聴率ひとつ取って色々な論点があることがわかり、興味深かった。

視聴率。民放はいつでもこの数字を争って躍起になってきた。数字をとれる番組こそが正しく、どんなに社会的に意味のある番組であっても数字をとれない番組は悪い。そうして意味のある、だが数字のとれない番組を放送枠から外して言った結果、有象無象のバラエティ番組の乱立が起こった。もちろんバラエティやお笑いが乱立したということはすなわち視聴者がそれを求めたということであり、そのニーズにテレビ業界が迎合していくのは決しておかしいことではない。綺麗事ばかりでビジネスはやっていけない。

それ自体は決して悪いことではないのだが、そうやって高視聴率狙いで売れ線ばかりを狙っていく番組作りは「とりあえずこういう系統さえ作っておけば安全」という逃げの姿勢を生む。NCで述べられたところの「オリジナリティの欠如」である。最近でいえばNHKで特集していた「無縁死」というトピックが多大な反響を巻き起こしたが、思わぬ話題が思わぬ注目を集めることもある。そういった「冒険」が民放にほとんど期待できないというのは、なかなかそういった「冒険」が難しいとは言え哀しい。その「冒険」が本当に難しいことについては、この後の槇さんのお話で確信を強めることになるのだが。

広告の価値算定について、GRPなどという単位で計算がなされていることも思い切り初耳だったし、視聴率の未来についての矢部君の分析も面白かった。テレビの現場で働く人々の、自分の作りたい番組とは裏腹に売れ線ばかりを要求される苦悩が何となく透けて見えるようなNCだった。

【槇さんのお話】

アナウンサーといえばテレビ業界の中でも花形中の花形で、常にライトの当たる場所にいるスターのような気がしていましたが、輝かしさの裏で何度も辛酸を舐めている実態を知り驚きました。テレビ東京のようなキー局でさえ家内制手工業のような有様なら、ローカル局は果たして産業として成立しているのか不安でなりません。

特に印象に残った部分について。アナウンサーがしゃべる部分は予めすべて台本(?)に書かれていて、「自分の言葉」が思っていたよりも無い職業でガッカリした、という部分には自分自身非常に感じ入るものがありました。というのも自分は記者職志望なのですが、日本のメディアは「自分の言葉」を発信できる風土などでは全くないことが、上杉隆氏はじめ多くのマスコミ関連本によって暴かれてきました。それらの本を読むにつれ、面接時に志望理由を語るアナウンサー志望ではないですが、大変目の覚める思いがしております。そのような事実を知るのがその業界に入ってからか否かでどちらがより不幸なのでしょうか。槇さんはおそらく前者とおっしゃると思いますが、「夢も持てない」後者もなかなか辛いものがあります。

…まぁ尤も、だからと言って自分としては記者職をあきらめたつもりは毛頭ないわけですが。日本にこだわる必要もないし、新聞にこだわる必要もないし…ということで考えると、やっぱりそういった情報を事前に知ることができるのは幸せなのかなとも思ったり。

ディスカッション・質疑応答についても大変印象に残っていて、いろいろなことを見聞きし考えてこられた人生経験が即座に汲み取れるような返答が多く、また時に機知に富んだ回答には、素直にカッコいいと思ってしまう教養の深さを感じました。

貴重なお話、ありがとうございました。

0618ゼミの感想【矢野】

TVについて深く考えることのできたゼミだった。金ゼミのゼミ生として研究の姿勢でTVを考えたことがなかった気がするので、色々と考えさせられることがあった。

<NC>
視聴率については、私も以前から色々と思うところがあった。まず、調査方法の正確さである。ビデオリサーチ社の独占市場ということもそうだが、統計の母数が少ないのではないか。今まで「家に視聴率調査の機器がある家」というのを見たことも聞いたこともなく、信憑性に欠ける気がする。これならばなくてもいいのではないかと考えていたが、テレビ番組が広告亮獲得のための「商品」である以上何らかの方法でその価値を数値化しなければならないのだと思えば仕方がないと思う。また、これがテレビ制作者の方々のインセンティブ指標になっているのならば、質の良い番組を期待する我々にとってはこれを応援せねばならないのだと思う。ただ、デジタル化に伴ってより良い正確な調査方法が生まれるのを待つばかりである。ただ、今は視聴率のような定量的な評価だけでなく、ネット上で色々なサイトで感想批評が書き込まれている。これらの書き込みサイトがある程度1つ2つに収束して定性的な評価も充実すればそこからもまた得られるものがあるかもしれない。私は最近のテレビの番組の質が明らかに低下していると感じるので、質向上のためにも頑張ってほしいなと思う。
また、現在は高齢者の増加によって若者のテレビ離れがカバーされているとのことだったが、これはかなり暫定的な過程であって、デジタルネイティブが高齢者ゾーンに入った時にまたテレビの存在が危うくなってしまうと思う。

<槇さんのお話>
20年アナウンサーをやってらしたということで、プレゼンの仕方、声調などとても美しく、聞いていて安心できるような語り口は素敵だと思った。また、今は以前の経験を生かしてコンサルをしていらっしゃると聞き、自分で問題意識を持ち、自分から顧客にソリューションを提示するという姿がかっこいいと思った。槇さんお話の中では「アナウンサーは報道では自分の意見を話せるわけがない」というのが印象的だった。それほど責任のある仕事に就けるということは誇りだと思う。
また、テレビ業界の新しいビジネスモデルを考えたが、私は来年に収束される「TVデジタル化」を上手く使えたら良いと思う。今、デジタルデータ放送を利用しても、実際に役に立つのはワールドカップ時の選手の名前と説明くらいである。これらのデータをもっと利用したり、インターネットにつなぐことでもっと視聴者を巻き込めるような番組作りができると思う。また、私としてはテレビのコンテンツ側がハード面にもっと投資したら良いのにと思う。最近のテレビは液晶は本当に綺麗だと思うが、デザイン・機能においてもう少しハードルを上げることができると思う。

今日はテレビについて深く考えることができてよかった。

100618ゼミの感想【村山】

【NC】
個人的に興味深かった内容は、【視聴率の働き】についてでした。視聴率の働きとして挙げられていた三つの働きは

①広告枠の価値を決定
②視聴者の関心をどれだけ集めたか
③「皆が見ている」という文化的価値の創出

でした。その中で、現在の番組はお笑い・クイズ・音楽などに偏っており、オリジナリティがなくつまらないという、現在の視聴率至上主義に対して批判的な姿勢が述べられていたと思います。確かに、生活者目線で考えたら、あまり良い状況ではないと言えるかもしれません。

しかし、テレビ局とクライアントの立場から考えると、個人的にはそれでもいいのではないかと思います。なぜなら、そのような番組が乱立するのは、それでもやはり視聴率が稼げる(多くの人が視聴してくれる)からでです。さらに、このことは【視聴率の働き】の三つの側面から考えても、人気ジャンルの番組を放送すれば、それだけ多くの人が視聴してくれて視聴率が稼げるので、テレビ局にとってもクライアントにとっても、win-winの関係を構築できると言うことが出来るのではないでしょうか。


【ゲストスピーカーの槙さん】
実際に社会人として、社会でご活躍されていた方の言葉は一言一言が非常に面白く、かつ重いという印象だった。自分は、就職活動を控えているということもあり、それに関連した質問をさせて頂きましたが、それに対して、【社会人としての使命感】というお答えが返ってきた。

この【使命感】という言葉が自分にはとても刺さった。自分がやらなければ、他の人はやってくれない。むしろ、自分にしか出来ないものなんだという感覚。責任感と似ているけど、どこか違う、という印象だった。

近い将来、自分もそんな社会人の一員として活動していくのだから、このような機会を無駄にすることなく、今後の自分の人生の糧にしていきたいと思う。

最後に、大変お忙しいなか、ゼミに来て下さって、ありがとうございました。是非、またいらして下さい。そして、もっと色んなお話を聞かせて下さい。

0618ゼミ感想【斎藤】

【NC】
 視聴率と広告費の関係するものでした。視聴率は単なる数値でしかなく、それも一団体が独占的に計測しているため信頼性には若干の疑問が残ると言う事が印象的でした。また、視聴率だけでなくYOUTUBEのような動画掲載サイトでどれほどの閲覧があったかの要素もこれからのコンテンツの価値を計る上では必要になってくると思います。テレビにおける視聴率とネットにおける閲覧数は性質のことなるものですが、それぞれの相違点を生かした広告のあり方について考えていかなければならないと思います。

 また、一度テレビで放映された番組がオンデマンド形式になった場合に課金になる現状には疑問を抱いてしまいます。確かにテレビ番組の制作資金はスポンサーからの資金によって支払われていますが、その資金は私たちが買う商品の値段に上乗せされて回収されています。つまり、この時点で既に動画を閲覧することの対価を視聴者は支払わっているのにオンデマンドでも再び徴収することは二重課金になるのではないのでしょうか。私たちはテレビドラマ等がDVD化した場合など、番組を二次利用した商品に対して金銭を支払う事への違和感をあまり持っていません。
 しかし、同様にしてオンデマンドでも課金されるのは別問題だと思います。ネット広告などを利用して視聴者が無料で閲覧できるビジネスモデルを構築していくべきだと感じました。

【ゲストスピーカー】
 今回、槇さんのお話を聞くことができ良い機会になりました。アナウンサーとして現場を観てこられた方の意見はなかなか聴くことができないので参考になりました。

 まず、報道に携わっている者に求められる資質について考えてみたいと思います。アナウンサーに限って言えば、ニュースに対して個人的な意見を発することが難しいというのは意外でした。その中で、上手く番組進行をしなければならず、そうして日本中にニュースを発信することに対する責任感を持てることが最も求められるのではないかと思いました。

 また、これからのテレビの姿はどのように変遷していくのか。これはテレビ局だけではなく、テレビという媒体を活用してきた諸企業や視聴者である私たちにも影響を持つ問題です。これからネットを介したサービスが行われていくのは必須ですが、そうはいっても現在のテレビのスタイルは残っていくだろうと言うのが個人的な意見です。例えば、僕は祖父母と一緒に生活していますがBSへの変更ですら毎回僕が教えているのが現状です。イノベーションはそれに対応できる人にとっては歓迎できるものですが、そうでない人々にとっては受け入れがたいものであり、むしろ便利さを低下させるものであるようです。

 コンテンツ充実は、時代を超えて価値のあることとされ、これからは多チャンネル化やオンデマンドなどその楽しみ方も多岐にわたるようになってきました。しかし、テレビが持つシンプルさだけは失って欲しくないなと改めて思いました。

0618ゼミの感想!【金光】

■NC・槇徳子さん
視聴率、確かによく聞くけれど、どういう目的で、どんなふうに測られているのか考えたことがありませんでした。
「±5%は誤差があるもの」
「CMの総量は一時間に18%以内と規定があるので、テレビ局は収入を増やすためには視聴率を上げるしかない」
なるほどと思わされたフレーズでした。
視聴率で広告収入が左右されるテレビ局は、本職の番組作りも視聴率という数字に翻弄されてしまいがちです。しかしその数字も、実態をどれくらい反映できているのか定かではありません。もっとも、これを正確に測ることは大変難しく、また測れたからといって、その数字にどれほど頼るべきなのかもわかりません。
でも、自宅以外のテレビ(ホテルなど)や、ワンセグも視聴率に反映する仕組みはあってもいいんじゃないかと思いました。ホテルや、職場のテレビこそ、見たいときにしかつけないものだと思うのですが。
視聴質の話もありましたが、番組の質を測るもの、たとえばアカデミー賞のように大々的に”番組賞”を表彰する。その番組を再放送するときには、高い価格で広告枠を売る。とすれば、番組の流し捨てや、同じような構成の番組も減っていくのではないかなと一人で考えました。
また、今回のNCでは扱われませんでしたが、録画機器が生む問題もあります。録画したら、たいていの人はCMを飛ばしてしまうので、広告を出す会社にとっては不利益です。今は録画は当たり前になっていますが、では逆に録画で早送りしないような魅力的なCMがあれば問題解決でしょうか。とは言っても、番組を見たい人は「宣伝」というだけで、早送りしてしまいそうな気がします。
答えが出ない問題だなぁと思います。

■槇さんのお話
どこまで書くかを慎重にキーボードをタッチしています。
槇さんはとても、素敵な方でした。
自分の人生を自分で切り開いている人は輝いていて、素敵だなと思いました。
とても気さくに、多方面から話をしてくださって、テレビの現場をリアルに感じることができました。
自分も強く輝く女性になりたいなと思いました。
ゼミ後にtwitterでお礼を言ったら、お返事くださりました。こんなふうにゲストとまたつながれるのは、twitterの良いところです。
お忙しい中、本当にありがとうございました。また是非いらしてください!

2010年6月20日日曜日

【0618ゼミの感想】テレビの未来【戸高】

【NCテレビ視聴率と広告】
 今回tsudaらせていただきましたが(http://twitter.com/kimsemi)、あとで読み返してみるとustで確認しなおすよりも手早く確認できるのでよかったです。ustは臨場感、twitterは手早く内容をさらう感じで上手く住み分けができているのではいかと思います。

 個人的には議論の中の、村山君が言っていた「テレビは家族で見ることを前提にしているので家族全体に訴求することができる、ネットは個人で見ることが前提なので、個人に訴求することができる。」と言ってたことが、ただのテレビ視聴スタイル以外の点に着目していたのでおもしろかったです。
 かくいうテレビも今や単身世帯が1500万件を増加し、またみなでテレビを囲んで番組を見るといった習慣も薄れているのでテレビが家族に訴求するものといった時代も古くなってきているのかもしれません。
 

 でも個人的にはテレビをみんなで見る行為というものはそれなりに好きなものでもあります。友達とskypeをしながらテレビ番組を見るのとかなかなかおもしろいですよ。
 で、こういう風に人と共有しながら見るのがおもしろいテレビ番組には特徴があると思います。
 1つは「クイズ番組」。みんなでわいわいとこれはこうだ、あれはああだ、実はこれってこういうことにも繋がってるんだぜ、と言った様にみんなの知を競わせる型の番組は1人よりも大人数で見た方が楽しいです。
 知を競わせるということはある種のクラウドソーシングであって、自分になかった知見を皆が発展させて行く感覚に近いのかもしれません。今のクイズ番組でも、クイズを「答えさせる」という点での視聴者参加は行われていますが、もっとその背景知識や、うんちくまでも共有できるような仕組みがあればおもしろいのかもしれません。
 もう1つは「スポーツ番組」。パブリックビューイングや、スポーツバーがあれだけ盛り上がっているんだから、もっとテレビでもそういった盛り上がりを起こすしかけをつくることはできるんじゃないかと思います。
 全お茶の間が1つに!といった感じで、テレビに光回線がつながればそういった仕掛けを作ることができると思います(もちろんテレビという公共の電波を使っているので、その責任は大きく、倫理的な問題が出てきて難しいとは思いますが)。
 twitterでも今回のW杯にちなんで、「未来を書き換えろ(http://nike.jp/football/future/)」などの様々なキャンペーンが行われていますが、もっと広いレベルでお茶の間が繋がるプラットフォームができればいいのではないかと思います。

【槙徳子さんのお話】
 アナウンサーは、確かに書かれた原稿やカンペをそのまま読むのがまず第一の仕事かもしれない。しかし、それをただ読むだけでは伝わらない。落ち着きがありながらも抑揚のある声と話し方があってこそのアナウンサーだと思う。
 槙さんはプレゼンをしていただいた時以外の話し方も相手が聞きやすいような話し方をされており、驚きました。
 自分はいつもプレゼンをする際に早口になる傾向があり、自分のお国柄としてそれが聞き取りやすくいいかなーと思っている自分もいまいたが、やはり皆に聞きやすい話し方をしなければならないのだなと実感しました。

 インターネットとテレビの融合のイメージは?と槙さんが最も知りたがっていたことにありましたが、「ユビキタステレビューイング」にあるんじゃないのかなと個人的には思います。
 インターネット自体が「ユビキタスコンピューティング」と言われ、いつでもどこでも接続可能なものになろうとしている今、それにテレビが繋がるといつでもどこでもテレビがあるのではないか、といったという安直な発想ですが。

Check out this SlideShare Presentation:

 この発想は去年のアクトビラプレゼンを行った際のアイデアに近いものがあります。テレビは家でも、携帯電話で外でも見ることができる時代になった。ならばどこでもアクセス可能なテレビを自分の生活基盤として扱い、1つのプラットフォームになるのではないかという考え方です。
 テレビと言うデバイスを通じて、留守番をしている子供の面倒を見たり、オンラインショッピングをしたり、冷蔵庫の中身とテレビが繋がっていて、料理番組のレシピと必要な食材がどれだけ冷蔵庫にあるかわかったりなど、テレビを家電というものとして見る。
 そしてその要素はいつでもどこでも携帯電話でチェックすることが可能で、外にいながらもいつでもどこでもテレビと繋がることができる。
 そんな未来が来てもいいんじゃないかと、個人的には思います。

2010年6月19日土曜日

【0618】ゼミの感想【田島】

【係の発表】
5期生に、自分にとってのゼミの目標や、ゼミへの主体的改善を問う作業が課された。5期生だけでなく、それが自分に課されたら果たして自信を持って答えられるか、自分にも問わなければいけないと思う。一週間において、4時半から8時までの3時間半、そしてタスクに費やす時間というのは本当に大きなものである。特に大学2年生の時間というのは、本当に自分を肥やすために大切であると今振り返って痛感する。(そして大学3年生の時間ももの凄く貴重だと、上の方はきっと思っている!)ゼミに入ると決め、その時間を過ごすならば、最大限に活用しなくては自分がもったいない。そして目標を定めることが、やる気を支え、効果を最大限にしてくれる。自主的に私もやってみようと思いました。

【NC】
視聴率問題は、これからのテレビを考えていくうえで非常に重要なテーマで(広告費がテレビのビジネスを支えているのだから!)、目の付け所がいいなと思った。なので個人的には、視聴率の調査方法などディテールにはそこまで時間を割かず、これからのビジネスモデルの話がもっとあるといいと思った。

・黄さんの範囲について
黄さんは、視聴率主義によって生み出されるテレビ番組について「originalityがないものが乱立している」「sensationalism志向が強い」と批判していたが、大衆受けばかりを狙わない個性的な番組が登場するには何が必要なのだろう?ひとつは「コンテンツ化への期待」である。数字はとれなくても、一部の「濃いファン」のDVDやグッズ購入などから収益が生み出せることが予想できれば、ニッチ向けの個性的なコンテンツを作ることができる。「賞の機能向上」も一つの手かもしれない。アメリカのエミー賞のように、「視聴率」とは別にテレビ番組の質を評価する機関を設けるのだ。日本においても「ギャラクシー賞」があるが、「エミー賞」が授賞式のテレビ中継も行い視聴者に知られているのに対し、知名度は低い。知名度の高い賞をつくれば、その受賞で一見地味だが上質な作品にも注目が集まり、コンテンツのブランドの再生産も行うことができるだろう。

・長澤さんの範囲について
GRPについてや、テレビコマーシャルは全放映時間の18%に制限されていることを知らなかったので、何故テレビ局が視聴率を上げることに躍起になっているかわかってよかった。CMの流し方には、GRPを超えた広告主の意図があるような気がするのだが、そこは別個に広告主が注文をつけているのだろうか?

・矢部君の範囲について
矢部くんはいろんな事実について毎回これから起こることをしっかり分析していて凄いと思う。他局化・他メディア化という視点が面白かった。他局化で番組数が増えれば、各テレビ局としては、「いかに番組の存在を知ってもらうか?」の仕掛けが必要になってくるだろう。知られている番組、もしくは初動で強いヒキを持つ番組でないと、これからはより、内容以前に、まず番組を見てもらえなくなる。

・みんなで整理!
 ネット視聴率の意図はなにか?恥ずかしながらマーケティングへの活用に気づかなかったので、とても参考になった。
矢部君の言う通り、テレビ番組を見れる端末が多メディア化しており、視聴率だけでは広告効果を正確に把握できなくなっている。ながら視聴が多いテレビの視聴率よりも、能動的な意思があって視聴しているネットの視聴率の方が意味があるのではないかとさえ思う。テレビ局も広告主も、もっとネット視聴率を積極的に考えていった方がよい。実践していきながら、ネット視聴率の正確性やその意味について、把握していけると考える。

【ゲストスピーカー槇さん】
アナウンサーは言葉の魔術師である。単に与えられた原稿を読むだけでなく、アナウンサーは言葉のプロとして瞬時に的確なコメントをすることが求められている。私は先日教職の授業で模擬授業をしたのだが、素早く正確に物事を伝えることの難しさをすごく感じた。生徒は先生を「先生の言っていることは正しい知識だ」と思って聞いている。教師の言葉は、クラスの生徒全員分のプレッシャーを背負っているが、アナウンサーの背負うものはそれより遥かに大きいだろう。テレビを通じて、自分の発言ひとつひとつが夥しい数の人に届いてしまうからだ。槇さんは、とっても素敵な会話をする方だった。私たちからのあらゆる質問に対して反応して、いろんなお話を聞かせて下さり、やっぱりプロのアナウンサーはすごい!と感じた。
そして槇さんは、アナウンサーだけでなく、組織に属さずフリーとして生きているところも魅力的だった。フリーで生きていくことには実力が必要だが、自分らしい働き方を探していくことができる。働く女性として必要な「したたかさ」も、槇さんから学びたいと思ったことの一つだ。

【0618ゼミの感想】視聴率【長澤】

本日は民考の実習のため、NC後に早退させて頂きました。
槇さんのお話は是非お聞きしたいと思っていたので、残念です。


【NC】

今回のNCではテーマとして「視聴率」を取り上げ、私は「視聴率と広告費」について発表させて頂きました。
視聴率というテーマはとても身近なものなのですが、調べていく中で自分が思っているほど単純なものではないのだと改めて感じました。
違法動画も含めて動画サイト等の番組の視聴率を調査すべきかなど、質疑応答では考えさせられる質問が多かったです。
オンデマンドが普及した時にGRPでの調査が存続するか否かについては、私個人としては存続すると思います。確かにオンデマンドだと調査しやすいかもしれませんが、テレビ放送自体はオンデマンドとは別物です。なので、オンデマンドは広告費、テレビ放送は視聴率、という体制は変わらないと思います。

0618ゼミの感想【高橋】

<NC>
TVと視聴率・広告についてのNCでした。視聴率、という言葉をよく耳にしますが、実は意外と信用におけない数値である可能性が高いこと、そして現在の地デジ化に伴うTVチャンネルの多様化や媒体の多様化などを知り、TV局がますます厳しい立場に追いやられてしまうのではないかと始めは思った。しかし、ゼミ生の議論を聞いているうちに、ピンチこそがチャンスなのではないか、と考えた。
私の家のTVは地デジ化されていてBSも見れて、さらにケーブル契約もしているので、それこそプロ野球の試合全部映るほど、たくさんのチャンネル数を見ることができる。質疑応答の際、ありすぎていつも見てる番組を見るのでは、という質問があったが、個人的にはたくさんあるうちから自分のお気に入りの番組が何チャンネルか決まっていて、主にそれらをカチャカチャ回して気に入った番組がやってたら観ている感じになっている。つまり、今までNHKと民放の大体6チャンネルほどあったものが、BSやCATVも合わせて自分好みのチャンネルをカスタマイズすることができるという意味で、視聴者の幅広いニーズに合わせることができるようになっていて、これを私はプラスだと考える。TV離れが懸念される昨今、個々人に合わせた番組の選択肢が広がることによってTV離れを引き留めることができるのではないだろうか。
また、TVでは集団視聴率がわかり、ネットでは個別視聴率がわかる、といった点で広告する内容や放送する番組をどの時間帯に組み込むかによって、より精密で適したコンテンツを視聴者に提供できるのではないかと思った。

<ゲストスピーカー:槇徳子さん>
ぶっちゃけ話がたくさん聞けて本当に面白かったです。TV局の裏側を少し知ることができたのではないかな、と思います。
ゼミ生からでた意見で日経のアーカイブが見たい、とありましたが、確かに数週間前のアーカイブが見れるサービスがあったら本当に便利だなと思いました。ニュースで大まかな情報を得て、自分が興味あったもののみ、再度ネットで日経の記事を検索してより詳細な情報を得る。有料コンテンツにすると顧客が限定され、気軽に利用できる感じではなくなってしまうことが懸念材料だと個人的には思っていて、ターゲットをどうするかによって課金の度合いも変わるのではないかと思う。やはり一番いいのは無料ということになるが、それでは企業の慈善活動にしかならなくて、利益は見込めない上、下手したら日経新聞の売上を下げてしまうことに繋がりかねない。リスクをどう克服するか、課題を解決できたら提供者・消費者双方にとってwin-winになると思う。
また、ゼミの最後にでてきた地方局の番組を首都圏でも放送することはとてもいいアイディアだと思った。私がドイツに住んでいたとき、父の会社の人が関西出身で、よく日本の番組をDVDにやいて貸してくれていた。その一つに、「横町へよ~こちょ!」という吉本新喜劇の番組があり、たしかにくだらないのだが、家族でご飯を食べながら笑顔で団らんするのにはもってこいの番組だった。特に、私の母は日本語の番組しか楽しむことができなかったのでJSTVという、日本の限られた番組を有料で受信するサービスに加入していて、NHKニュースやバラエティ番組、ドラマなど2チャンネルほどしかない中観ていた。日本でTVを観たら吉本新喜劇の番組は神奈川ではやっていなくてさみしくなったこともあり、話を聞いていてそういったご当地限定番組、というのも放送する局があったら面白いのではないかと思った。津軽弁を教えてくれる番組を青森出身の友達に教えてもらい、Youtubeで観たときもそうだった。こんなに面白いのになんで神奈川で放送しないんだろう?と思ったほどだ。
首都圏に住んでいる人が新鮮な気持ちで楽しめるし、地方出身ならノスタルジーに浸れるご当地番組。もっと普及する手段がとられたらTV番組の種類も充実するのではないだろうか。

槇さん、面白くて貴重なお話ありがとうございました。