2011年1月9日日曜日

冬休みホンヨミ②<矢野>

「プレイフル・シンキング」
新年には持ってこいの本。
何かタスクがあってそれをこなす時にただ「つまらない・面倒くさい」と嫌々やるのではなく、自分で付加価値を付けて成し遂げることができたら・・・。この本を読んで最初は難しそうだと感じたが、実際そうではなかった。私が難しそうと考えたのは、そのタスクに割ける時間は限られているから。時間がたっぷりあったら付加価値を付けてみたいという願望はあるけれど、実際に限られた時間の中でのアウトプットが「それ」なのだとしたら新たに時間を割けるかどうはその時によるかもしれない。この本の最初の方では理詰めで考えていて半信半疑だったが、ふとしたひらめきから実践してみると意外にも簡単で楽しかった。具体的に述べると、私の団体では毎週メンバーが集まって、皆で話し合いを行ったりプレゼンを行うミーティングがある。それは主に私たち役員が運営するのだが、毎回改善のためにメンバーにアンケートを紙媒体で行うことにしている。それを作って印刷するのが私の役目なのだが、どうもその作業に面白みがなかった。セッションの担当者から質問項目を募り、それをまとめて版を作り、印刷するだけ・・・質向上のために欠かせない要素ではあるが、毎週ともなると面倒な作業である。そこのこの「プレイフル・シンキング」を入れようと思いついたのが、質問項目に全くミーティングの質問と関係のないことを入れて面白くして結果を公表するのだ。例えば「最近恥ずかしかったことは?」だったり「好きな人はいますか?」だったり・・・アンケートを今まで面倒だと適当にしか書いてくれなかったり、書こうとしないメンバーも興味を持って楽しんでアンケートを書いてくれるようになった。このように実際かなり「使える」そして何より読んでいて楽しくなるような本だった。

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