2011年1月8日土曜日

冬休みホンヨミ①<矢野>

「詭弁論理学」
前回ゼミで紹介していたのですが、書評として書いていなかったので書きます。
前半では詭弁の紹介をして、いかに詭弁が面白いかが書いてあり、筆者は詭弁を使うのを勧めているのかとさえ思ってしまった。「論理のすり替え」だったり「強弁法」だったり・・・この後のホンヨミ③でも書いたが、大げさすぎると笑ってしまうような「詭弁法」も小出しに使っていけばうまく物事を逆に解釈させることさえできる。またこれは結構多く転がっているので気付くことなく読んでしまうし、簡単にだまされてしまう。文章に対して「これは本当か?」と精査する時に論理学は使えるツールだと思った。

今後、新聞・テレビなどのマスメディアから受け取る情報はどんどん少なくなり、個人の発信したものを読む機会が増えることであろう。(例えば、プロの新聞社が取材して取った文章ではなくて個人が発信したニュースへ変わっていくというようなこと)そのような中で「メディアリテラシー」の一環としての「論理学リテラシー」が必要になってくる気がした。「詭弁じゃないか」今後ネット社会において再び論理学が見直せれる日も近そうだ。

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