2010年12月20日月曜日

1217ゼミ感想【斎藤】

今年最後のゼミでしたが、それぞれにとって節目となったと思います。
皆さんそれぞれが自分自信の飾らない言葉でゼミ生に語りかける姿が今回は強く感じられました。それだけ、聞き手もそのメッセージを受け止めようと真剣でした。

僕自身、何を話そうかということを一週間くらい考えていていて、そこからまとめた内容をどういった形で話そうかとなったときに今回はスライドを使わずに口頭にて伝えることにしました。スライドと内容をうまく一致させられなければ、内容がかえって軽くなってしまう可能性があると思ったからです。

その点、三期生の方々は、スライドの使い方がうまかったと思いました。例えば、大賀さんのスライドでの雲の画像の使い方などです。話し手のイメージを聞き手に誤解されることなく理解する手助けの為にスライドがあるのだと再認識しました。また、どなたもスライドを送りつつも聞き手を意識しており2〜3年かけてゼミで培ったプレゼンの技術、つまり、聴衆に語りかける力はさすがだと思います。

話す内容、方法、間の取り方、笑いの入れ方…その一つ一つに個性が現れ、また、その一つ一つが聴衆にとって意味を持つのだと思います。意識して行う動作もあれば、無意識に出てしまう表情、癖もまた個性となっていました。

自分自身について振り返ると、4月に比べて相手に伝える力は確実に付いていると実感しました。今回も、話し始める前には手のひらが汗ばむほど緊張していたのですが、話し始めると何回も聞き手の人と目が合うことがあり、無言の対話となっていた気がして嬉しかったです。

それもひとえに、今年金ゼミで与えられた”人”との出会いによるものだと思います。
始めて会う方に本気で意見をぶつける経験の積み重ねがあってこそ、次第に余裕を身につけられるようになったのだと感じました。

来年度からは後輩が入ってきます。今年はとにかく発言をする事だけを意識していましたが、内容も求められてきます。所信表明では自信の姿勢について話しているひとがほとんどでしたが、研究分野として極めていきたい方向性も述べるべきだったのかなと反省しました。今年はコンテンツ産業についてのテーマを扱うことが多かった気がするのですが、僕自身のひとまずの方向性としては、春休みの間はウィキリークスに関連づけた様々な問題について考えていきたいです。この人はこの分野について語る事ができるという、それぞれの強みを持たなければゼミの中身が薄くなってしまう可能性があるからです。

最後に。
金光さんが代表としての最後のゼミとなりましたが、1年間おつかれさまでした。そして他の4期生の先輩方もおつかれさまでした。
大学のゼミの性質上、リーダーとなった人達が独裁的にものごとを決定することができず、うまく全体を調和させつつ舵取りをするといった点が苦労されたのではないかと思いました。

来年度にむけて考えなければならないのは調和とは何だろうかということではないでしょうか。うまく全員が平均的にまとまっている状態が必ずしもそれを指さないことは言わずもがなです。むしろ、関心、考え方、価値観はバラバラだけど全体として捉えた時にそれなりにまとまっている状態が理想だと感じました。来年は5期個人個人の活動もそれぞれ広がって行くようなので、誰かや何かに依存するのでなくゼミは日常で抱いた関心に関する知識、問題点をアウトプットする場としてゼミを活用したいです。

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