2010年12月9日木曜日

【ホンヨミ!1210①】Webマーケティング/広告戦略のセオリー【高橋】

『Webマーケティング/広告戦略のセオリー』 Catherine Seda(著)森本 眞吾(訳)住 太陽(監訳)
Webプロフェッショナルのための黄金則
SEO・ソーシャルメディアやブログからメールアフェリエイト・PPC・コミュニティ・のビジネス活用

タイトルの惹かれて借りたら結構技術的なことがかかれていて後ずさりしてしまいそうになりましたが、企業側のWebマーケティングについて読めて新鮮でした。デジタル展開する経営者が読むのに最適な本だと思います。

①コーズマーケティング
コーズマーケティングとは、営利企業が非営利団体を何らかの形で支え、そのような活動を支持していることをマーケティング上の優位点とするもの。コミュニティに参加するため、そしてマーケターがコミュニティに貢献するための方法としてとられる。
これはCSR(企業の社会的責任)に通ずるものがあると思った。非営利団体は財政的支援を受けられる一方で、営利企業は社会貢献といったプラスイメージを消費者にもってもらうことができて、認知度・好感度に繋げることができる。企業イメージが高ければ、競合他社に差をつけることができる可能性が高い。Web上では十分にまだ行われていないとされているコーズマーケティング。Web進出がどんどん進んでより消費者とのインタラクションが活かせる日が来るのではないだろうか。

②行動ターゲティング
行動ターゲティングとは、Web上での行動の履歴に基づいて広告を表示すること。
プラス面:関連情報を探していた人々に対して、その内容とは関係のないサイトまたはブログにいる時にも広告を表示できること。
マイナス面:潜在的な不正確さとプライバシーに対する懸念。
まさに個人論文に通ずるとこだが、読んでいて考えたことは関連情報だけで私たちは満足するのだろうか、ということ。まったく関係ない広告だけど目にしたとき気になるきっかけづくりになることだってある。また、関連情報を探していると予見することはその正確さに疑問を抱かずにはいられない。
行動ターゲティングは一見win-winのように見えて、いくら広告といえども視野を狭めてしまいことを誘因しかねないだろうか。

③偶発的なマーケティングの可能性
カスタマーレビューは検索結果での見つけやすさに貢献し得る。検索エンジンが見つけ、Web世界全体に露出することを想定した上でレビューを書くとこで間接的に宣伝につなげることができ、口コミの先駆けとなれるかもしれない。自己宣伝はすべきではないが、上手く実行できたら一つの宣伝の機会にすることができる。マーケティングを意図してレビューを書いたわけではなくても結果的にマーケティングに繋がればそれは「偶発的なマーケティング」なのである。

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