2010年12月3日金曜日

ホンヨミ!1203①ぼくの複線人生

『ぼくの複線人生』 福原義春

私が好きな本、『だから人は本を読む』の筆者が自分のこれまでの人生を自伝的に描いた作品。
ちなみに幼稚舎から慶應で学ばれた方で、私たちの先輩にあたる。

プレジデント2010.8.30号”自分が変わったこの一冊”の特集で、筆者は、「お忙しいのによくそんなに多くの本を読めますね」というインタビューに対して「いくら忙しくても顔を洗う時間があるのと同じように本を読む時間がある」と答えていらっしゃる。
自分は本を読む時間がないと言い訳をすることができないと恥ずかしくなり、同時にそんなに本がお好きなんだなということを感じてとても印象的だった。

複線人生というのは、多くの関心を持ち、それらが相互にかかわって良い結果を生むこととして書かれている。多くの本を読み本を通じて多方面な知識を蓄えたり疑似体験をするだけでなく実際にご自身が多くの趣味を持ちそれを行動されていることがとてもよく分かった。
常に新しいことにもオープンで、周りの目を気にするよりも自分の信念を信じて多くのことに取り組まれる姿勢が貫かれていた。
一冊を通じて、一人切りで思考する時間(読書でも可)を持つ、そしてやるときはがむしゃらに取り組む ことが大切なのだなと感じた。私の毎日なんて筆者に比較すれば全く忙しくない。毎日活き活きとメリハリのある毎日を送ろうと思わされた。

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