2010年12月5日日曜日

【1203】ゼミの感想【栫井】

【ゲストスピーカー・加藤さん】
非常にエネルギッシュな方で、その場その場を勝負として捉えていらっしゃるように感じた。
ゼミの場に対し、招待客のお話ではなくフラットなディスカッションを求めてくださっていて、良い緊張感が生まれていた。

中国の学生は、政治に興味を持っている訳ではないけれど、政治について熱く議論する。しかもTwitterなどインターネットサービス上で。
基本的に議論の場とはなりにくいと云われるインターネット。正直、Twitterでまで興味の無いジャンルで議論するとは、中国の学生はよほど議論好きなのだろうなと感じました。
わたし自身、Twitterでは選択同期的に好きな話題に対してゆるくレスポンスすることを好みますが、それを議論とは呼べないですよね。

政治に関しては、わたしの無知ぶりは度を越えているので議論は出来ません。でも、研究分野や興味範囲に関しては、顔を合わせればずっと議論し続けるような コミュニティは持っています。日本の学生は恥ずかしくて議論を口にしないのではなく、興味があることに対してはとことん議論出来る人は多いんじゃないかと 感じます。特に興味がニッチに細分化している今、議論も狭く濃いものになっているのではないかと。議論は手段なので、それで良いんじゃないかなと思ってい ます。
更に言うと、政治も手段な訳で。管さんありきで考えるから、下らない発言問題がクローズアップされる。自分の関わる分野があって、それに関する政策について議論するのが健全なんじゃないかと思います。だからトピックで語るニコ生などの姿は好きです。
もし日本の若者が議論出来ないなら、それはそもそも、強い興味を持っていないことが問題なのではないかと思います。例えば、しゅーかつに追われて好きな研究が出来なかったり。安定思考で必要最低限のことだけを望んでいたり。
その上で、他国に負けないような議論力を付けられたら、国際社会でも日本は生き抜けるのではないでしょうか。とは言っても、他国・自国とか政治的に考えるのは好きではないのですけれど。

【NC・次世代テレビ】
ウェブ時代において、既存のメディアがどのように形を変えていくのか。
とても面白いテーマ設定だったと思います。
今は分離しているパソコンとテレビが融合するとき何が起こるのか。
興味のある分野とリンクしている話だったので、場の空気を読まずに向かいました。
ただ、個人的に次世代放送の在り方について考えてしまっていたので、少しずれてしまったのかなと反省です。

今回強く感じたのは、議論をファシリテーションするときに大事なことは、「何について、議論しているのか」を明確にしてやること。
そしてそれを、自分の言葉で説明すること。
当たり前のようでなかなか難しいことだと思います。
今回のNCは、人数が少なかったり先生がいらっしゃらないこともあってか、全員が参加しているNCだったように感じました。このくらいカオスな方が面白いのかもな、と思ったり。

【メディアコム試験】
今日は入所試験でした。わたしは先生の下で金光さんと一緒に面接官をやらせていただいたのですが、とても面白くて貴重な経験でした。
人に自分の思いを伝えるということ。
抽象的な話は綺麗だけれど、響かない。
就職活動を前に、自分の問題意識をもっと明確に、具体的に語れるようにならなくてはと実が引き締まる思いでした。

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