2010年12月14日火曜日

101210 ホンヨミ【ハーバードからの贈り物】【村山】

この本を「お勧めの一冊」に選んだ理由は、ゼミでも言いましたが「人生の教訓を聞く事で読んだ後、幸せな気持ちになれるから」です。これが最大の理由です。少なくとも自分は読了後、「なんて素晴らしい本だったんだろう」と、何度もその内容を反芻していました。

今回紹介させてもらった内容は、沢山ある章の内の一つである「サラの物語」でした。皆さんはいま日常生活を送っていることを当たり前だと思っていませんか。自分は高尚な人間ではないので、自分達が快適な生活を送っている裏で戦争や飢餓で苦しんでいる沢山の人たちがいる、なんて事は言いません。ただ、目の前に居る、あるいは自分の後ろで自分の人生を支えてくれている人たちの存在を当たり前だと思って、居ないものと感じてしまっていませんか。今回、自分がこの章を取り上げた理由は、そういうとても大事だけど中々意識の外に行ってしまう、「他者への感謝の気持ち」を思い出して欲しかったからです。

「夢やプライドなど、可能性にあふれた人生を犠牲にしてまで自分を支えてくれる人がいる」。言葉で言うのもそうですが、文字に起こすと改めて考えさせられるというか、重いなと感じます。幸せを感じながらも、裏切れない、期待に応えたいという感覚でしょうか。確かに、人生を犠牲にとまではいかなくても、私達の生活は知っている人以外にも本当にたくさんの知らない人たちに支えられていると感じる事が最近多いです。駅員さん、郵便局員さん、工事作業をしているおじさんたちなど、挙げたらきりがないですよね。自分はそういう人たちに心の底から「ありがとう」を伝えています。それは、自分の人生を何かしらの形で助けてくれていることに気付いているし、実際に感謝しているからです。そういう風に、色んな人に感謝の気持ちを感じられる様になってから今までよりも人生が楽しくなったというか、明るくなった気がします。

沢山の人へのありがとう=多くの人との出会い。

だからです。全部の章をそのまま吸収する必要はないと思います。ただ、必ず自分の心に刺さる章があるはずです。それを見つけられただけでも、この一冊を読む価値はあるのではないかと思います。

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