2010年11月30日火曜日

1126ゼミ感想【斎藤】

①問題点の発見
ただ漠然と知識を集めるのではなく、それらのうちどこが問題点となりうるのか考えつつ作業を進行していくことが大切だとつくづく実感しました。そういった、姿勢は論文だけでなく全ての場面において有効なことだと思います。例えば、前回のゼミでは黄さんへの質問を僕がした後に、その内容を踏まえて戸高さんがさらに質問をされました。僕の話を理解し、さらにその質問では足りなかったものを自分が次の質問としてぶつけるという姿勢を持たれているのだなと思いました。ただ漠然と人の発言を聞いているだけでは、そういった相乗効果は生まれません。

また、金先生が日頃から仰っていることですが、どんな初歩的な質問であっても恥じたり遠慮せずに相手にぶつけることが必要だ、ということも改めて実感しました。僕自身の質問はかなり簡単なものでしたが、それをキッカケに戸高さんの質問を呼び込めたという意味では、相手へのFBという点に加えて場に対して更なる議論の要素を提供できるという意味で価値を生んだと思いました。それに加えて、僕が「たしかに、それもそうだけど、こんな考えもあるよね。」と三重に被せていけたらゼミの雰囲気も他者の発言を聞き逃すまいという緊張感が生まれると思います。

②発言に責任を持つ
言葉が口から出た瞬間にそれに対して責任を負わなければならない。これはゼミ生全員にたいする先生のアドバイスだとおもいました。それは、どこかの情報源で裏付けされたものだけを発しなさいということではないと思います。先に述べた事とも重なるのですが、自分の発言に意味を持たせなさいということなのではないかと解釈しました。何故、そのように発言するに至ったのかそのプロセスを大切にしたいなと感じました。プロセスとは、場の一連の議論の流れ、それまでの議論で感じたこと、日頃からの問題意識など様々に定義づけられます。プロセスを少しだけでも大切にすれば、ぐんと発言の質は向上できるし、その余地が自分にはまだまだあるはずです。

話は少し脇道にそれてしまうのですが、最近ある講演会でとても美しい言葉を使う方に出会いました。慣用表現や四字熟語などもその場に適したものを選びわけて使っていました。やはり、日本人ならではの表現を使いこなす人は魅力的に見えます。僕自身はメール等で笑いの感情を”w”で表現してしまいますが、そういった表現を完全に辞める必要は無いにせよ、引き出しとして使える言葉や表現をもっと増やしたいと思います。

③覚悟
OBOG会で感じた事なのですが、社会で働いている先輩方はどこかしら僕たちを含めた世間一般の学生よりも目が輝いていました。他のゼミ生のブログでも”キラキラ”と表現してありましたが、まさに同感です。何故輝いて見えたのか、何故キラキラしていたのかを少し考えてみました。僕が思うに、先輩方と僕の決定的な違いは覚悟があるかないかということです。大変な事もたくさんあるけれども自分が選んだ仕事なんだから、そこで精一杯やるしかないといった覚悟です。反対に僕は、これから自分がどういった生き方をするのか、どんな職に就くのかという大きなテーマに惑わされてしまい覚悟が決まっていません。腹をくくるという言葉がありますが、そういった潔さを先輩方はもっているように感じました。今、自分がすべき事はどんな大学生活を送りたいのか、今できる事は何かをハッキリさせる事ではないかと思いした。

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