2010年11月15日月曜日

1112ゼミ感想【斎藤】

【NC】
久々にNCをやった気がするのですが、とても楽しくてニヤニヤしました。クールパワーで日本文化を海外に発信するためにはというテーマでしたが、それを担うのは官に限らず民間、個人であると思いました。それを活かして、結果的に国益に結びつけるバブリックディプロマシーの理念も面白かったです。現在の時事問題だと尖閣問題での日中関係がありますが、政治、経済、軍事などのハードパワーは官主導になりがちです。そうではなく、音楽、マンガ、映画、教育…など様々な分野で僕ら自身が自国と他国をつなぐ主役になりうる要素がたくさんあるのがソフトパワー、クールパワーの魅力で夢のある点だと思います。従来の政治交渉のように、自国の利益を追求したり、表向きでは主張を押し付け合って水面下で妥協点を探るような暗いイメージではなく、純粋に相手の文化への共感を抱くことができるのも、こういったソフトパワーを活かした対外発信のメリットだと思います。といいつつ、在日米軍の萌え漫画は彼らのしたたかさが露呈して若干不愉快でしたが。その点では岸本さんの文化的侵略感というキーワードが印象的でした。

以前、歌舞伎座が取り壊され現代的な建物になるに当たって中村勘三郎氏が仰っていたことで印象に残っている事があるので紹介します。テレビで見たものなので一言一句完璧ではないのですが、演じる器は関係なく、自分達これまでどおり演じるだけだという内容でした。歌舞伎という伝統にこだわる世界に生きながらも、環境が変わることを恐れない姿に感動しました。ここから、文化を担っているのは他でもなく人間なのだということを感じました。元麻生首相が打ち出した”漫画の殿堂”が批判されたのは、そういった理念が欠けており、器だけを作ってしまえという安直なビジョンしか伝わってこなかったからなのかなと感じました。

NCに関してはもっと時間があれば良かったというのが率直な意見ですが、限られた時間を活用する力も大事なので、テーマ設定、目標設定、概念の共有などはきっちりやるべきだなとグループワークを通じて感じました。ハード面ではなく、それを担うソフト面でのテーマ設定は非常に面白かったです。担当者の方おつかれさまでした。


【戸高さんプレゼン】
好きなことテーマにする。OGの阿久津さんも仰ったように学生時代しか好きなことができないという意見もありましたし、好きという事実こそ最大のモチベーションになる気がしました。また、テーマが変わっても最初の事が後に生きてくる。言葉の定義づけをしっかりするなど論文作成にあったて参考になりました。

【三田論】
進捗状況としましては、ウェブ上で構築した人の関係性をリアルに移行させる為の(例:候補者のツイッターでの単なるフォロワーを投票所にに行かせる。ネットでのコニュニティーを実際に活動する支援団体にするなど)ツールとしてどういったものがあるか考えている状況です。三田祭ではそれらを簡単な形式にまとめて、中間発表、展示とする予定です。

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