2010年11月14日日曜日

【1112】ゼミの感想【栫井】

正直なところ、国には全く期待していない。
なぜなら、彼らには危機感が無いし当事者意識も見えないからだ。

だから私は、文化発信とは民間が主導すべきだと思う。
それも”文化発信”という甘い意識でやるべきでも無いと思う。
自立出来ない文化は所詮それまでのもの。
歌舞伎も能も唄も、残るべくして残った文化だし、コミケ思想も在るべくして在るもの。
そしてそれらは民間が、危機意識を持ち自分がご飯を食べるために広げていったもの。
国に頼るのではなく、自らが解決策を考えだしていくべきだと思う。

去年も今年もある程度似た問題意識で論文を書いてヒヤリングをして、面白い考えを持っている人が業界にはたくさんいることを知った。
麻生さんじゃ言えないこと、官僚の人が出来ないと言ってること。
それを実践しているのが、角川であり講談社でありピクシブでありニコニコ動画であると思う。
彼らに共通しているのは、自分が好きなものを在るべき姿に持っていきたいという問題意識だ。
凄く良いものを作るクリエイターの賃金が低すぎる、海外にコンテンツを持ち込むのに効率が悪すぎる、技術の潮流とコンテンツの潮流がマッチしていない。
日本/世界の区別は、実のところ長い目で見たら問題ではないと思う。
要は素晴らしいものを作る環境が伸びるか、絶えるか。
素晴らしいと本気で思う人にしか施策は打てない。


【論文進捗】
みたろん
私はここやりたいの!と思っても、相手にきちんと伝えなくては意味がないんだなあと常々痛感する。
強い軸を自分の中に持てていないから、その都度のインパクトに振り回されがち。
出た意見をまとめて図示化することは出来ても、理由だったり重要度の振り分けが出来ない。
容赦なく指摘されて説明を求められる環境だから気づけて良かった。
きつい方が成長出来る。多分。

こじんろんぶん【やのちゃん】
論文は、自分の思いを伝えるもの。だと思う。
私はこのトピックについてこう考えてて、こういうソリューションだったり切り口があると思うんです。を、データや事例の分析を使いながら論証して示していく。
がちがちに考え過ぎず、自分の好きなことを上手く繋いでいく方が面白いしモチベーションも維持出来る。

0 件のコメント:

コメントを投稿