2010年11月12日金曜日

ホンヨミ!1112①指導者の条件【金光】

指導者の条件 松下幸之助

指導者の条件とはあるが、指導者に限らず人間として心得ておくことで人生を豊かできる言葉のように感じた。またすべての言葉が武士や学者など歴史上の人物の行動から抽出したものなので、歴史を学びながら普遍的な法則を読むことができた。


以下、自分が印象的だったことをいくつか。

 落ち着き
人間だから時に不安を感じ思案に余るのは当然だが、内心で感じても軽々に態度に出すべきではなく日頃から事にあったって冷静さを失わないように自ら心をきたえるとともに、どんな難局でも落ち着いた態度でそれに対処すること。
冷静さ、落ち着きを保つことは自分の能力を100から120にすることではなく、100を100のままでいられるかということ。落ち着きを求められる局面は多くはないからこそ、いざという時に思い出したいことだと思った。

 誠実である
誠実な人はありのままの自分というものをいつもさらけだしているから、心にやましいところがない。心にやましいところがなければ、よけいな心配したり、おそれたりすることなく、いつも正々堂々と生きることができる。うしろめたさがあるから力強い信念にみちた活動もできにくくなる。
いくら駆け引きの場面であっても誠実にあること。誰に対して、ではなく真実を率直に訴えていくこと。誠実という言葉をありのまま、と言い換えてあるところがとてもわかりやすく、そこから始まるスパイラルの根本にあることなんだと気付いた。実行はたやすくないが、普遍の言葉だと思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿