2010年11月14日日曜日

[1112ホンヨミ!①]捨てて強くなる[矢部]

捨てて強くなる 桜木健古(著)

 この世の中には様々な「価値観」というものがある。私たちに影響を与えるとても強力な価値観としてあげられるのが、人間の価値観と社会の価値観である。優劣やヒエラルキーなどは一切捨てるべきなのではないかと云っている。変なプライドを持っていては捨てないことによって前進・向上するという目標が、逆にそれを難しくしていると思う。負けたものにしか捨てるというオケーションは訪れないのだ。常勝してるような者などなかなかこの世の中にはいない。とにかく「無」の状態で生きる事の大切さを述べている。ヒエラルキーのトップにいる人ほど、競争や優劣に固執して肩書きだけに囚われた卑小な人ではないだろうか。もっと立派さや平穏なあたたかい心をもったほうがよいとも思う。価値観という考えが無の状態で生きる事ことこそ、真の成長や安心、得るものがあるのではないかと思うのである。
 著者はとても過度の考えを持っている人だが、一つの意見としてこういう意見もあるんだなと捉えました。

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