2010年10月24日日曜日

「すごい」人【矢野】

①NC

最近の電子書籍事情が分かってためになったし、話題性があって面白かった。
最後にも意見したとおり、私は日本産の電子書籍がそこまでの酷い失敗には終わらないのではないかと思っている。確かに日本でしか市場を取って行けないのは厳しいだろうが、独自のやり方(フォーマットなど)を確立していかなければ日本の市場さえも完全にアメリカ勢に乗っ取られてしまうだろう。私は日本の製品は本当に細かいところまで細かくカスタマーニーズを押さえられていると思う。林さんが、(インクリメンタルなマーケティングが日本は得意とおっしゃっていたように)。出版社側、著者側から見るとまた違った世界が見えるのであろうが、使う側・読む側にとっては使いやすさ(値段も含めて)が一番であると思うから、そこまで問題はないのかと考える。ただ、寡占市場にしていくことでコンテンツの値段が上がり、また再び音楽のように違法DLが増えることも往々にして考えられると思う。
引き続きみていきたい問題であると感じた。
また吉田君が意見していたように、出版社の価値というのが今後どうなっていくのかも気になるところである。

②林さん講演
お話を聞いていて本当に楽しかった!!
語彙の少ない私はお話の後、「この方すごい!!激アツ!!!」と思ったのだが、それだけでは伝わるところが少なすぎるし自分のためにもならないので、なぜそんなに興奮したのかを考えることにする。

まず、お話の仕方が人を惹きつけた。具体例を非常に多く使ってらっしゃるところ、一つ一つのことを自分の言葉で話していらっしゃる気がした。あと「~でしょ?~だと思わない?」など常に相手に語りかけるような口調もいいのかも、、、と話術から学ぶことが多かった。実際に理屈抜きに、林さんと話していること、お話を伺うことが本当に楽しかった。
次に、感覚が私(たち)と大きく違わないこと。よく社長さんのお話や若いころについて聞くと「そこで私ならそんな大きな決断できないや。」とか「こんな考え方が出てくるなんてが私のような人間とは違うな・・」というような感じを持ってしまうことがあるのだが、林さんのお話を聞いていると、別段特異な考えを持っているわけではないようだった。林さんの「(就活の時点で)実際そんなに人と違わない」というお言葉を思い出してしまう位に、根底の部分では(言い方がとても悪いようですが)「私たちと同じような」「特異ではない人」だと感じた。それがまた親しみやすさを生んでいるのかもしれない。林さんの人生における「こう思ったから、次はこうした」という選択もすごく人間らしい感じがした。そのため、一つ一つのアドバイスや林さんの今までのライフストーリーが自分にもあてはめられそうでためになった。

林さんとお話して印象に残っているのが、留学に行った時に肩書がない自分を海外でどう説明し、表現していくかというところだ。自分ならどうするかと考えた時、難しすぎると思った。現在日本であれば「慶應義塾大学の・・・」と言っただけで塾講師のアルバイトは採用されやすくなるし、所属を言えばOBの方に良くしていただける。肩書って本当に楽だが、それを取り払った「肩書が守ってくれない」自分というものを表現できる方法を増やしたい、できれば日本だけでなくそれをグローバルなレベルでできたらいいなと思った。

学んだことはまだまだあるが、学生生活のうちに、「自分のワクワクすることを社会という風に当て続けることで磨いていく」ということを積極的にしていきたいと思った。

本当にありがとうございました。

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