1997年の本だから少し古い。しかし、幅広く当時の日本に対して向けた本。
海外を知る日本人、海外と日本とを比べて日本がもっと変わるべきだと声をあげる人が増えるべきだという考えに思えた。そういう人が増えないと日本は変われないと言っていた。
海外を知る日本人に改革を求めるのは”戦略”があるから。戦略で勝つか負けるかで国の存続が変わる、と言う。
法と政策という授業で、実際に民主党の仕分け事業に携わる先生が、実際に国を運営すること(もっぱら予算面で)はとても難しく大変と言っていた。予算の減らし方、事業仕分けは今のままでは根本的解決にならないそうだ。もっとシステマティックにやらないと表面上の減少しか生まないらしい。でも、私たち国民にはそうやって内部を知る人が赤裸々に語る授業などを通して見ないかぎり、なかなかそのことに気付かない。国は自分たちの存在する根本にある存在だから、最も真剣に考えるべきとはわかっていてもスケールが大きいしいつも当たり前に存在しすぎていて、遠く感じてしまう。日常の目先の損得で政権のj是非を判断してしまう。
選挙権を手に入れたことをきっかけに、もっと真剣に国の戦略、考え方と向き合わなければいけないと思った。
また、筆者の書き方が説得的なのはどんな文献でも、”悪いという批判+データに基づく自分の考え”になっているからだと気付いた。
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