D・カーネギーという人に会ってみたいと心底思った。
穏やかで言葉が心からあふれていて、笑みの絶えない人。なんだろうか?
人を動かす という題名は上から目線で、とても偉そうな印象を与えるが、
心を動かす のほうがしっくるくるような本だった。
究極のソフトパワーは笑顔らしい。
そして、自分の気持ち(本能)にしたがった言葉を外に出す前にに一瞬でも深く考えて、相手の気持ちを優先してから口に出すと周囲に変化が起きるらしい。
という素晴らしい内容を書くカーネギーも、相手をほめて喜ばせたり、自分の怒りを抑えて相手をほめて拍子抜けさせて、「してやったり」と心の中で思っている、と随所に書いてある。彼なりの心のバランスの取り方だと思うが、この本の内容もあくまで一つの手段なんだろうなと思った。
手段を使ってその結果、得たいものがあるからこそ、D・カーネギーは自著の方法を実践した。
結果のために、自分の主観を抑えられる人じゃないと実践できない内容の本である。
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