2010年10月11日月曜日

【ホンヨミ!1008②】<聞く力>を鍛える【高橋】

<聞く力>を鍛える 伊東進(著)

1.聞く力とは
コミュニケーションとる、ということはまず自分から発することももちろん大事ですが、それと同等に大切なのが「聞く力」です。一方的な情報は最早コミュニケーションではない。相手が言わんとしていることは何か、何を伝えようとしているのか、聞くという姿勢は大事です。「聞こえる」と「聞く」のでは全然違います。意識して聞くことでよりインプットをすることができます。相手が伝えようとしていることをインプットする力が聞く力であり、思考力に繋がるものだと思いました。

2.聞く力低下=コミュニケーション力低下
相手の考えを聞いて自分の考えを聞いてもらう、双方向性をもつものがコミュニケーションだと私は考えています。故に聞く力が低下すると必然的にコミュニケーション力の低下を招くこととなります。自分から意見を発することも大事ですが、相手の意見も聞くことでバランスを保つものが崩壊する。自己主張が叫ばれる中で相手の考えを聞き入れない風潮が起きてしまったらコミュニケーション力の低下は深刻になります。

3.聞く力スキルを高める
相手の考えを批判的に聞くという聞き方もしばしば必要になると本著では説いている。たしかに相手のいうことをすべてに鵜呑みにすることは聞く力が真の意味で養えていないということになる。聞くことによって自分の頭の中に取り入れられ、インプットした情報を自分の中で処理して考える。このステップなくして「聞いた」ということにはならない。決して反骨して批判する力を持てというのではなく、思考力を高める意味で批判的に聞くということは納得のいくものだと思う。また、目的によって聞き方を切り替えるという器用さも身につけることができたらと思いました。

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