2010年10月11日月曜日

1008ゼミ感想【斎藤】

プレゼンが終わった瞬間、無事達成できたことへの高揚感につつまれました、そして、安堵しました。この機会を経て壁をひとつ越えることができましたし、次に現れてくるであろう壁もまた乗り越えられるという自身につながりました。簡単にではありますが今回のプレゼンを振り返ってみようと思います。

①何を伝えたいのか
プレゼンのスライドを作るに当たって、大きく分けて前半部分と寸劇を五期生メンバーの三人で担当することになりました。本格的に着手してから完成までは約三日だったのですが、そのたたき台の部分の作成に苦心しました。要は何を伝えたいのか、伝えなければならないのかが明確になっていなかったからです。10分間のプレゼンの中で何を聞き手の心に残したいのかを意識して要素を取捨選択しなければならないと役員の方々からもご指摘いただきましたが、それが無ければ筋の通ったストーリーも浮かんでこないのだと痛感しました。今回、その点を実際の体験を通じて学べたのは大きい収穫です。スライド作成も寸劇も核となる部分が決まれば、それ以降はもっとこの点を改善したらいい!といった積極的な意見が話し合いの中で出てくるようになり効率よく完成度が上がっていきました。

②緊張と覚悟
僕にとってこれまで行ってきたどのプレゼンよりも今回が一番ハードルが高かったです。それ故に、本番で失敗を招いてしまう可能性も高かったです。しかし、意外と本番では過度な緊張をせず、思いきって発表をすることができました。もちろん、変な汗はかきましたが…
その理由として2点あげたいと思います。第一に十分な練習をした事。これは大きかったです。言うべき点を何度も暗唱して覚え込んでいた事が、気持ちに余裕をもたらしました。ジプトもナレーションでアドリブを効かせるなど、とっさの判断で応用が効くのだと感じました。第二に、今年ゼミに入ってからの経験が生きているという事です。2年生になって金ゼミに入ってから、ゼミの場でプレゼンをする機会が何度かありました。このことは今回のプレゼンに比べれば慣れ親しんだ場でできることからもハードルが低く感じるかもしれませんが、2年生になってから知り合いも全くいない状態で始まったゼミの場で経験を積んだことこれは自分にとってプラスになっているのだと改めて感じました。また、ゼミ以外の場での様々な人生経験も度胸をつける点では大きくプラスになっています。本番前にはインド旅の事を思い出し、どっちがヤバい状況かを考えたらかなり落ち着けました。このように様々なことの積み重ねが次に繋がるのだと思います。間違いなく今回の経験も次の困難に立ち向かう際の大きな糧になるはずです。

③プロフェッショナル
これまでの流れを振り返ってみると、やはり僕の心は学生気分でした。振り返ってみると恥ずかしくなります。それくらい甘い自分がいました。プレゼンが終わるまではプレッシャーを正面から受け止められず、妥協したい気持ちが蔓延っていました。そういったなかで、サポートしてくださった中野渡さんをはじめとするバンダイナムコゲームスの社員の方々はプロとして僕らのアイディアを引き出してくれました。そもそも、遊びを突き詰めてそれを具体化した商品として世に送り出し、お金を稼ぐ。この事は非常に難しいことだと思います。なぜなら、好奇心、興味、そしてなにより遊び心を保ちつつ、様々な要素に対して分析を加える冷静な頭脳を持っていなければならないからです。楽しい事だけしていてもダメ、難しく考えすぎてもダメ。微妙なバランスのもとに成り立つ感覚をもとに世に受ける企画を考えることは非常に難しいことです。ゲームとは楽しいものですが、それを作りだすのは必ずしも楽しい過程ばかりでない事を教えて頂きました。そういった業界の中で働く社員の方々は僕の目にはまさにプロフェッショナルでした。学生ごときの僕がそう語るのはおこがましい事かもしれませんが、そのように感じます。


最近、自分に対する自信が無いということをよく考えるのですが、今回のプレゼンを通じて野球ボールくらいだった僕の自信の大きさがちょっと厚みをましてソフトボールくらいにはなったと思います。あまり違いがないように思われるかもしれませんが、僕自身にとっては結構な違いです。もっともっと大きくして行きたいと思いますが、それにはやはり緊張とその後の高揚感、あるいは失望感を繰り返して行くことが必要なのだと思います。

そして、今回このような成長の機会を与えてくださったバンダイナムコゲームス様、最後まで僕たちの班をサポートしてくださった中野渡さんに厚く感謝の意を表したいです。ありがとうございました。

1 件のコメント:

  1. >ゲームとは楽しいものですが、それを作りだすのは必ずしも楽しい過程ばかりでない事を教えて頂きました。


    >緊張とその後の高揚感、あるいは失望感を繰り返して行くことが必要なのだと思います。

    確かに!

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