JAL再生の嘘 尾山 太郎(著)
みなさんご存じのとおり、日本航空は会社更生法の適用を申請した。航空業界こそ、グローバルに戦って、成長していかなければならないと思う。一民間企業にも関わらず、国がお金を出して援助するのはいかがなものだろうか。昔、そのお金を出す官僚と癒着があったにも関わらずである。一民間企業としては、会社更生法を利用しながらも、自己改善していくのが一般的ではないだろうか。そんなに航空業界は特別か?パイロットは特別か?CAは特別か?(海外と比べて、日本のCAほど高飛車な感じはいないと聞く、ちなみに、「JALの崩壊」という本では、その不快にさせるようなCAの性格が浮き出てるような感じである。) アメリカの同時多発テロの時、存続危機にあったANAは、自力で持ち直してきたのが事実だ。実にアンフェアである。JALは「経営、人事、お金」の面で3つのアンフェアを犯している。アンフェアな企業は苦しみを味わうべきだ。日本では寡占といえるほどの業界が航空業界である。だからこそ、このような国からの優遇措置が下るのだと思うが、逆に、寡占状態で、危機の状態でも援助を受けられる状態にあり、なんだかんだやっていけるのであれば、それこそ企業として発展・改善・成長をしていくべきではないか。日本ではJALが世界で戦う航空業界であることには変わりがないのだから、日本の顔がだらしなくては、話にならない。世界の翼、日本の翼といわれている彼の時を呼び戻してほしい。切実に思う一方である。世界の航空業界は日々、競争している。10月1日、米3位のユナイテッド航空と4位のコンチネンタル航空が合併し、米一位のデルタ航空を抜き、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスとして、世界最大の航空会社がここに誕生した。実に興味深い出来事である。アメリカの航空産業は国との関わりや、世界市場での戦い方など、面白そうなので、機会を作り研究してみたいと思う。アメリカでも生き残るため、日々奮闘、向上、邁進しているのである。JALのように、怠惰な経営状態では、先が暗いことは明白である。とは、いいながらもなんだかんだ、海外の航空会社を利用するよりはJALのほうが安心快適と思い、ずっと利用している。だからこそ本気で頑張ってほしい。
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