2010年9月24日金曜日

夏休みブログ④【山本】

去年の今日も、この時間にたまっていたブログをアップしていたような気がします。
1年間で余り成長していない山本です。そろそろ話題が思いつかないです。

CSRの広告効果について書きます。
私のもうひとつのゼミでの三田論のテーマが“CSRと企業価値評価”なので、(最近テーマ変えようかなとも思い始めていますが)CSRする企業としない企業で、株価やM&Aの際の買収価格にどのような差があるのかを考えています。

なので今回は、三田論のテーマとはちょっと離れて、CSRを広告の視点からみたらどんな効果があるのか考えてみます。(全く広告について詳しくないので申し訳ないですが)

まず、CSRと広告効果といえばまず代表的なのがvolvicの“1L for 10Lキャンペーン”かと思います。これは、volvicの水を1L買ったら、ユニセフを通してアフリカに10Lの水が届けられるキャンペーンです。
この一連のキャンペーンは、売り上げの観点ではかなり成功を収めました。キャンペーンを開始して売り上げが30%増えたという説もあります。
volvicは今回世界統一でこのキャンペーンを行いました。volvicのようなグローバル展開を行っている企業は、このようなキャンペーンを打つ際、全地域共通のものを打つ場合と、地域ごとに現地法人に任せる場合の2通りがあります。
前者の特徴としては、共通のコンセプトを発信することによって、世界的なブランドイメージを押し出すことができる長所があります。一方、様々な文化を持つ各地域に同じコンセプトを発信するため、地域(国)によっては顧客のニーズに合致しないものになってしまう可能性もあります。後者の特徴はその反対のことが言えるでしょう。

このような特徴をふまえると、今回volvicが世界共通のプロモーション方法を選んだという事は、SCRに関してどの地域でも等しく高い意識を持っていると判断したことの現れではないかと思います。

実際に、社会貢献活動の意識が高いと一般的に言われている欧米を初めとして、日本などのアジア諸国も現在SCRに関する注目度は年々あがってきているともいます。
その裏付けとして、現在はどんな企業も企業ホームページにいくと植林活動などのSCRを報告するページが設けられています。
しかし現在行われている植林活動などのCSR活動は、マーケティングの観点から見れば、まだまだ改善の余地を残しているように思います。(植林の目的が、ただ純粋に森林を守るということなのであれば話は別ですが)
SCRによって企業のイメージをアップさせるという目的は、植林活動のような活動では微々たるものだと思われます。
その企業の事業内容がBtoBなのかBtoCなのかによっても若干異なるかもしれませんが、BtoCの事業であれば、volvicのような消費者を巻き込むプロモーション方法こそが消費者へのインパクトの点で、今後SCRと広告を考える上で必要になっていくように思います。

今、非常に寝ぼけているので後で修正するかもしれません。

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