2010年9月24日金曜日

この夏に出会った素敵なひと【山本】

この夏に出会ったひと。年齢職業関係無くどの方も魅力的で、素敵な方ばかりでした。
しかし、今回はこの夏に出会った本『妹たちへ』(日経ビジネス文庫)の著者達を、この夏に出会った素敵なひととして紹介しようと思います。

この本は、私が自分自身の将来に対しての期待や沢山の不安に圧迫され、無意味に焦っていた半年程前に、そんな私の姿を見た友人が貸してくれた本です。
当時はぱらぱらと読み流していましたが、この夏改めて手に取ってみると、とても示唆に富んでいて、学ぶ事の多いものでした。

この本の内容は、スポーツ選手やアナウンサーなど様々な職業の女性が20代の女性に向けてメッセージを綴った短編集です。
中でも印象的だったのが、イー・ウーマンの社長をされている佐々木かをりさんの文章。

当然のことですが、人生は即ち“毎日”の連続です。そしてその毎日は、自分の言葉や行動で作られています。ならば、自分の言葉や行動を変えて行けば人生が変わるのではないか、と佐々木さんは述べています。
つまり、自分が成長できるような言葉や行動の選択を常に念頭に置くことが肝要だそうです。では、どんなものが成長できる言葉や行動なのでしょうか。
佐々木さん曰く、複数の視点でものを考えるということが上記の姿勢に該当することなのだそうです。
前回この文章を読んだときは、「当たり前のことじゃないか」と読み流していたのですが、今回改めてこの文章が心に刺さりました。
上記の“多角的な視点の必要性”は様々な場面で言えると思います。
ミクロな視点では、グループワークのときなどが該当します。自分の意見にそれなりの説得力を持つ論理があった場合、つい自分は絶対的に正しい解答を発見したように錯覚することがあります。しかし、往々にしてそれらの論理は欠点(いわゆる“漏れ”や“だぶり”など)をひとつは含んでおり、相手の意見もまた同程度の論理性と欠点を含んでいることが多いと思います。このとき、自分が持っている意見に固執せず多角的な視点をもって決断を下すことがとても大切なことは誰もが心得ていることだと思いますが、実際実行できている人は余り見たことがありません。(経験測ですが)
マクロな視点では、よく言う異文化交流などが当てはまるでしょう。(言い古されていることなので割愛)

このように、頭で理解するだけでなく実際の経験に照らし合わせることによってより深い納得感を得られることがすごく良くあるなあと最近思います。

頭で理解しているだけで、行動を伴っていないパターンが自分はとても多いです。”

そんなことを考えさせられた文章でした。

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