2010年8月13日金曜日

夏休みブログ BNG編【斎藤】

夏休み課題の第一弾として、今回はBNG企画に関して振り返って見たいと思います。金先生からBNGとの企画をする事を提案されたのは6月のことだったのでおよそ二ヶ月かけて現在に至るのですが、ここにきてやっと企画の方向性が決まって来ました。ARを用いた名刺の提案なのですが、これまで主に用いられている名刺は素材が紙のものが多く、デザインも画一的なものなので、それを打ち破る商品の提案が目標です。

どのようなものかというと、名刺の所有者の人物像をより相手に伝えられる商品を生み出したいというのが僕たちの班のコンセプトです。ここでいう人物像とは、肩書きのように公的なものでなくその人の価値観、趣味など私的なものを表します。こういった要素をARで浮かび上がらせることで、貰い手により関心を抱かせることを目的とします。

ここで、一つ注意しなければならないのは、名刺を使う人の多くはあくまでも会社の代理として取引先と名刺を交換しているため、個人的な情報を名刺に記載することは問題があるという事です。実際に企業に勤めている人たちが使う名刺は社員全員のデザインが統一されています。ここにはあくまでも企業の一員として働く社会人像が浮かび上がってきます。多少の自由度がある物としては、皆さんもご存知かもしれませんが、電通が採用している名刺です。裏面の色を各自が選ぶことができるもので使用者の個性を表現できます。名刺交換の場では、何故その色を選んだのか?といった疑問を貰い手に抱かせることができ、そこから自分の価値観を伝えることができるのですから効果的です。電通はクリエイティブさが求められる企業であるので特異であり、この例は日本のその他の企業が個性を反映した名刺をひつようとしているとは必ずしも言えませんが、そういったものに興味をもつ企業や人々を狙って商品展開し、だんだんと社会に広げて行くのが戦略になります。そこでどのような人々を第一、第二のターゲットに設定するのかを考える必要があると昨日中野渡さんと行ったMTGでも指摘をいただきました。

AR名刺の班にはメンバーが五人いますが、このなかでもまだ明確な商品像を共有できていません。この点については昨日のMTGの後の食事のときにも話題になったのですが、詰めて行く必要があります。もちろん大まかな意味での共有は出来ていますが、具体的なイメージにいたっていません。その商品が市場に出たときにどんな形になるのかを明確に言葉で表せるくらいにまで高めて共有しなければなりません。ここでいう商品像とは、サービス内容と商品コンセプトです。つまり、AR名刺を用いてどのようなサービス(機能)をどのような目的で提供するのかということと、コンセプト(商品の核となる目的)です。

現在、サービス内容に関しては主に二つの流れがあり、渡し手の肩書に表れない個人的な(私的な)人物像を貰い手に伝えること、それと渡し手と貰い手の間に共通の話題を提示してそこから会話を弾ませることが主なものでした。これらはある意味で両輪となるので厳密にわけて考える必要はありませんが、班のなかでは自分たちがどのようなサービスを行いたいのかを明確に共有する必要があると思います。昨日のMTGでも各自の思い描くサービスをホワイトボードに書いた際には。やはりそれぞれ違った案をもっていました。今後はそれを全体で明確に共有したいと思います。そして、そのサービスの根底にあるのは人と人をつなぐといったコンセプトなので、BNGでのプレゼンの際にはどのような市場に商品を投下すればよいかといった分析にとらわれないようにしたいと思います。もちろんそれら分析は重要なのは言うまでもありませんが。

そして、これからの課題は商品パンフレットの作と商品の流通を考察することです。
パンフレットにする意味は、わかりやすく簡潔に商品の良さを伝えられることです。良いパンフレット作製のために日頃自分が興味を持っている商品のパンフレットを収集して参考にすればよいとのアドバイスをいただきました。デザイン、説明方法、フレーズなどとても参考になりそうです。

流通に関しては、どこで誰に課金するのかが重要になります。この問題は難しいところですが、自分ならどの段階でお金を払いたいと思うか、など自身にあてはめて考えることも有効だと思います。 加えてこの商品を友人に勧めるとしたら、どのようにするか、といったことも考察するのは有効だとのアドバイスをいただきました。こんな機能があれば他者に自信をもって勧められると思えば、その機能を足していく。または、この機能の良さの説明はなかなか難しいと感じるのであれば、まだまだアイディアを詰めることができていない証拠になります。そういたことを一人でもといのでシュミレーションすることで実際の商品像が見えてくるのかもしれません。

以上のことが、現在の課題と進捗状況の報告になります。

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