2010年7月12日月曜日

100709ゼミの感想【吉田】

【辻野ゼミ】
「自分の能力を社会に還元する」。この言葉が今回の辻野さんのお話の中でも最も印象的な言葉でした。自分がやっていることの意味を見だせなくなって時には、この言葉を思い出して自分の行動を考えていきたいと思いました。
辻野さんのお話の中で以下のポイントが特に心に残りました。

・個人としても、国家としても世界と戦っていくためにコミュニケーション力が必要
→世界で競争していくためには好き嫌いに関わらず、自己主張できる力が必要だと改めて感じ考えさせられた。議論できる英語力を目指して頑張っていきたい。

・フラットな組織の方がネットワーク社会で優位に立てる
→これは猪子さんのお話にも通じるものであると感じた。ピラミッド型の組織が大量生産を追求する工業化社会の企業に最適な組織だとすれば、フラットな組織がクリエイティブさと付加価値を求める脱工業化社会に最適な組織だと感じた。

・どんな素晴らしいアイデアやテクノロジーがあっても、広く普及しなければイノベーションとは言えない。
→グレーゾンであっても誰かがリスクを取ってチャレンジしていく必要があると感じた。逆にいえば、ナップスターがネット社会の発展に大きなインパクトを与えたように、例え挑戦が失敗であってもそれは無駄ではなく、非常に価値のあるものだと思う。

・インターネットはカオスであり、Googleはそれを受け入れる企業である。
→Googleと成功の秘訣がここにあるように感じた。いわゆる日本の大企業が主導したITプロジェクトがことごとくは失敗した原因はカオスに対する意識にあるのではないかと考えた。

この他にもソニーとGoogleの共通点など興味深いお話をいろいろ聞かせていただき、新しい発見が多くありました。お忙しい中、来ゼミいただきありがとうございました。


【三田論】
三田論発表をみて、金ゼミは「自分の能力を社会に還元する」(辻野の言葉をお借りします)ことを目指したゼミだと改めて実感しました。日本の大学(特に文系)では、実用的なものよりも「アカデミック」なもの(=抽象的なもの)を研究している方が偉いという雰囲気があると常々感じていた。もちろん抽象的な研究も大切ではあるが、それによって優劣がつくのには違和感ありました。その意味で今回の三田論テーマ発表では、田島先輩が「暗い結論ではなく、建設的な結論にしたい。」と仰っていたことに代表されるように、社会への還元を目指したゼミであることを再確認しました。
今回は自分が考えたテーマも選ばれたということで、ぜひ社会に価値を還元させられるようないい三田論を目指していきたいと感じました。

0 件のコメント:

コメントを投稿