2010年7月3日土曜日

【0702ゼミの感想】数字【戸高】

【田村耕太郎さんのお話】
 人をいかに納得させるのか、という話し方が上手だと思った、流石政治家といったところか。そう思った点は主に2点ある。

1話の始めに目的を共有する
 田村さんはまず話を始める際にこう言った。

「グローバルな視点と経営センスの重要性を知ってもらうために」

 まず話を始める際にその目的を共有してくれる方の話は聞いていてわかりやすい。どこに集中して話を聞けばいいのかがわかるし、その安心感からすんなりと話が胸の内に入ってくる。
 自分も恒日頃から心がけようとしてはいるがなかなかできていないことが多い。これからプレゼンをする時に最低限「まず目的を共有する」を徹底的に心がけて行きたい。

2効果的な数字を随所に入れる
「日本のGDPは15年前と変わっていない、498兆円。こんな国はない。」
「1兆円を積み上げた高さは10kmで重さは100t。」
「税収は37兆でこれもものすごいペースで減っている。」
「山を持てば持つ程お金がかかる。80年ものの立派な杉でも1本150円と大根程度の値段。」

 話の中にデータがあればその話がぐっと引き締まる。客観的な数字程説得力を持つものはない。
 僕たち小市民にとって1兆円単位のお金は正直想像しがたい額だが、高さや重さで例えてもらえるとそのお金の重みが一気に身近に感じることができる。身近に感じることができたからこそ、今の日本が危機的な状況におかれていることが身にしみる。
 ロジックはちょっとした感情論に淘汰されない。それどころかロジックにより感情を動かすこともできるのだ、ということをまざまざと実感させられた。
 自分は感情論になりがちなところがある人間だが、もっともっとロジック、数字を意識して行こうと改めて思った。

【バンナム】
 5点が1人、4点が3人とのことでした。
 僕も最初は3期が選ぶ側ということだったので聞いている際にけっこうシビアに聞いていたのでしたが、5点を勝ち取った矢野さんのプレゼンが圧倒的に印象的でしたし、群を抜いてよかったと思います。
 具体的に何をやるのかということもわかりやすかったですし、またそのアイデアも既存のものにはないものでなおかつ実現可能性が高そうでした。
 あとプレゼンを楽しそうにやってたのもよかったです、自分のアイデアにそれなりに自信があったんじゃないかなーと見て取れました。

 あとは、全体にけっこう言えることだと思うんですが、今回の僕のブログタイトルの「数字」なんですが、やっぱり全体的に数字を意識しきれてないんじゃないかと思いました。
 既存の市場規模とかそんなものはググれば誰でもわかるわけで、その市場とその他の要素(ターゲット層の人口とか、類似市場の期間別の売上高とか)を絡めて具体的にどれだけの期間でどれだけのお金をとることができるのか。ということに意識が向かってはないのかと。
 
 もちろんどれだけのお金をとることができるのかという計算は、経営学やマーケティングとかをガチで勉強していないと完璧にできるもんじゃないのは理解の上ですが、田村さんの話し方からするに、「具体的なお金のデータがもっとあれば説得力は持たせることができる。」ということは学べました。
 ですのでもっと多面的な面で収益性、そして金先生が提示していた「仕組み」に関わってくるお金を回収する「仕組み」にも注意を払わねばならないのではないかと、実感しました。

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