2010年6月21日月曜日

【ホンヨミ!】①思考の整理学

思考の整理学 ちくま文庫 外山 滋比古著

さまざまな本屋でよく「東大生、京大生に最も読まれている本!」とか「もっと若い時に読んでいればよかった」などのポップカードとともにひときわ目を引く本である。
実はこの本、過去に何度かブームが来ていたらしく累計100万部をとうに超えているというから驚きである。最近では帯に既に書いた「東大・京大で一番読まれた本」というキャッチフレーズによって一気に売り上げ部数が伸びたということも興味深い。

外山氏は人間の能力を「グライダー能力」と「飛行機能力」に分類する。前者は、人に教えてもらったことを身につける能力のことであり、これに対して、後者は自分で、研究や発明を行っていく能力のことを指す。もちろん一人の人間の中にこの能力は双方とも内在しているのだが、要は教えられたことだけを確実に、正確に、こなすことにだけ優秀なグライダー人間の養成所に今の教育はなってしまっていると筆者は指摘する。しかし今、コンピューターというグライダー人間よりさらに優秀なものが登場した。
つまりこれからはどう飛行機人間になるかを模索すべきなのである。
ではどうすれば飛行機人間になれるのか、そのヒントが本書にはいたるところに記述されている。
知的行動をどう実践していけばいいのかなど様々な事がが書かれているわけだが、ここでストップ。
このまま書かれていた通りにやったらやはりパラグライダー人間のままなのでは?
面白いなと思ったのは二つ!
一つは「つんどく法」、もう一つは「メタノート」というもの!
実践しながら自分のものにしようと思う。あなたも飛行機人間になってみては・・・?

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