2010年6月10日木曜日

【バンナム!】ゲームと保護者①【吉田】

『マック DS向けにポケモンの無料ゲームを配信』(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100604/biz1006041702024-n1.htm

マクドナルドは店舗内で実施しているニンテンドーDS向けの無料コンテンツ配信サービス「マックで DS」で、ポケモンのゲーム配信サービスを4月18日~7月14日に行うと発表。また、7月10日に合わせたキャンペーンとしても展開。ポケモンの無料ゲーム配信を通じ、家族連れの来店を促すことを狙う。

「ポケモンによって家族連れの来店を促す」。もし「ポケモン」ではなく他のゲームだったらこのロジックに違和感を感じていましたが、ポケモン=家族連れという図式は一般的に感じられます。ポケモンは、「子供と親を隔てるゲーム」ではなく、「子供が親の傍でやるゲーム」というイメージを作り出しています。このように、ポケモンがゲームとして成功した理由の一つに、「保護者が安心して遊ばせられるゲーム」になりえたということが挙げられると思います。ポケモンは暴力的な表現が少なく、キャラクターも親しみやすいことから比較的保護者が認めやすいゲームと言えます。また、その高い普及率と他人と協力してゲームを勧める形態(ポケモンの交換や対戦)から、自分の子供が周りの子供から孤立しないために買うことを認めた保護者も少なからずいるのではしょうか。同時に、「保護者が認めやすい」という要素によってポケモンは、前述のニュースや全日空のポケモンジェットというように家族も関われるゲームであったことも大きなポイントだと思います。
このように、保護者受けすることはポケモンが高く安定した売れ行きを保てた一因であると考えられます。「親が認める」ゲームというのも方向性として大切ではないでしょうか。

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