2010年6月9日水曜日

[ホンヨミ!]0604②電波利権[矢部]

電波利権 池田信夫(著)

携帯電話の使用できる周波数は全体の11%なのに電波利用料の82%以上を支払っている。つまり携帯電話利用者が気品料金、使用料金に上乗せされているわけ。それに電波の渋滞も起きている。
一方放送局は全体の8%使用していて電波利用料の1%しか支払っていない。
それからテレビ局は全国127局しかないのに携帯電話利用者数千万人の周波数領域よりも大きい。
ここに現在IT化が進む中、弊害が起きているというわけである。
著者はNHK出身だけあって内部事情に精通していて、内部の派閥争い、受信料問題、なぜNHKは民営化しないかなど (これは民放との兼ね合いがある)明確に答えている。

0 件のコメント:

コメントを投稿