2010年6月28日月曜日

0625ゼミ感想【斎藤】

【バンナムプレゼン】
今回、最も素晴らしかったのは三期生のプレゼンでした。具体性を持った商品提示と、それによって設ける仕組みにまで言及されており、聞いている人々にとって納得できるものでした。
また、単にプレゼンでの説得力があるだけでなく商品への着眼点が面白い物であったと思います。既存の物にはないものを考えるときに、従来から私たちが持つ一般的な感覚にとって抵抗感がある事がありますが、あえてそこに挑戦する事で新しい物が生み出されるのかなと思いました。

【ゲストスピーカー】
今回来てくださった猪子さんはとてもユニークな方であり、同時に物を生み出す事に対して強いこだわりを持っている方なのだと感じました。
お話の中で、国際競争力には文化と技術の両方を考慮する必要があると言う点が印象に残りました。現代、最も活力のある企業の一つであるグーグルが世界中の本をデジタルアーカイブ化しようとしたとこに対してヨーロッパで対抗する動きが見られましたが、それに対する答えの指標を示していただいた気がします。
また、人間にはクリエイティビティーの差は大してない、という言葉にも驚きました。問題は何かをやるとき、そこに制限をかけてしまうか否かであるようです。面白いけど間違っているという状況に直面したときに、それを切り捨ててしまうか、思い切ってやれるかどうかも大事です。しかし、時として法による規制がかかってしまう事があり、この点は著作権のによるイノベーションの阻害の問題と共通していると思います。また、寛容である事も重要だと仰っていました。ここで言う寛容とは個人レベルに限らず、行政や政治などの次元でも求められるものであるというように、様々な領域に対して言及してくださいました。やはり、物を生み出すという行為は実社会とも深く関わっているのだという、当たり前の事も再確認しました。

西洋と東洋、日本には思想も異なり、そういったことが遠因となって生み出される製品の性質も異なってきます。私達は日本に生まれ日本人として育ってきました。だからこそ持ちうる感性を生かしていけば良いのだと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿