2010年6月25日金曜日

【ホンヨミ!】0625②プレイフル・シンキング【斎藤】

何かを始めるとき、私たちは「自分にはできるのか」ではなく「どうやったら自分にできるか」と考える事が重要となります。前者は余裕を持ってできる仕事であれば受け入れますが、そうでない場合には失敗を怖れるあまりに仕事を拒んでしまいます。一方で後者はどうやったら、それを達成できるかどうかに思いを巡らせてその過程にドキドキすることができます。

本のタイトルになっているようにプレイフルとは、物事に対してわくわくドキドキする心にあり、どんな状況でも自分や周囲の環境を生かして新しい意味を生み出す事ができる状態の事を指します。もちろんプレイフルな状況にある事が最初からできる人ばかりであれば問題にはならなりません。むしろ、そうでない人がいかにして自分をプレイフルな状態に持っていけるかが重要なのだと思います。そのために、自分を客観的に見る事ができるメタ認知や、自分の置かれている環境を変えたりする事も必要だと思いました。

私自身なかなかプレイフル・シンキングができる人間ではないとは思うのですが、そういった状態に陥る原因として、時間、労力、技術などの不足が考えられると思います。
本書に基づいて、思考法の面から改善していければより生産性の高い人間になれると思いました。しかし、思考法というものは改善するとなると実行するのが最も困難な事かもしれません。単に思考のみを考えるのではなく、自分の生活空間の見直しなど、様々な要素を複合的に改善して行ければ良いなと感じました。

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