2010年6月19日土曜日

【0618】ゼミの感想【田島】

【係の発表】
5期生に、自分にとってのゼミの目標や、ゼミへの主体的改善を問う作業が課された。5期生だけでなく、それが自分に課されたら果たして自信を持って答えられるか、自分にも問わなければいけないと思う。一週間において、4時半から8時までの3時間半、そしてタスクに費やす時間というのは本当に大きなものである。特に大学2年生の時間というのは、本当に自分を肥やすために大切であると今振り返って痛感する。(そして大学3年生の時間ももの凄く貴重だと、上の方はきっと思っている!)ゼミに入ると決め、その時間を過ごすならば、最大限に活用しなくては自分がもったいない。そして目標を定めることが、やる気を支え、効果を最大限にしてくれる。自主的に私もやってみようと思いました。

【NC】
視聴率問題は、これからのテレビを考えていくうえで非常に重要なテーマで(広告費がテレビのビジネスを支えているのだから!)、目の付け所がいいなと思った。なので個人的には、視聴率の調査方法などディテールにはそこまで時間を割かず、これからのビジネスモデルの話がもっとあるといいと思った。

・黄さんの範囲について
黄さんは、視聴率主義によって生み出されるテレビ番組について「originalityがないものが乱立している」「sensationalism志向が強い」と批判していたが、大衆受けばかりを狙わない個性的な番組が登場するには何が必要なのだろう?ひとつは「コンテンツ化への期待」である。数字はとれなくても、一部の「濃いファン」のDVDやグッズ購入などから収益が生み出せることが予想できれば、ニッチ向けの個性的なコンテンツを作ることができる。「賞の機能向上」も一つの手かもしれない。アメリカのエミー賞のように、「視聴率」とは別にテレビ番組の質を評価する機関を設けるのだ。日本においても「ギャラクシー賞」があるが、「エミー賞」が授賞式のテレビ中継も行い視聴者に知られているのに対し、知名度は低い。知名度の高い賞をつくれば、その受賞で一見地味だが上質な作品にも注目が集まり、コンテンツのブランドの再生産も行うことができるだろう。

・長澤さんの範囲について
GRPについてや、テレビコマーシャルは全放映時間の18%に制限されていることを知らなかったので、何故テレビ局が視聴率を上げることに躍起になっているかわかってよかった。CMの流し方には、GRPを超えた広告主の意図があるような気がするのだが、そこは別個に広告主が注文をつけているのだろうか?

・矢部君の範囲について
矢部くんはいろんな事実について毎回これから起こることをしっかり分析していて凄いと思う。他局化・他メディア化という視点が面白かった。他局化で番組数が増えれば、各テレビ局としては、「いかに番組の存在を知ってもらうか?」の仕掛けが必要になってくるだろう。知られている番組、もしくは初動で強いヒキを持つ番組でないと、これからはより、内容以前に、まず番組を見てもらえなくなる。

・みんなで整理!
 ネット視聴率の意図はなにか?恥ずかしながらマーケティングへの活用に気づかなかったので、とても参考になった。
矢部君の言う通り、テレビ番組を見れる端末が多メディア化しており、視聴率だけでは広告効果を正確に把握できなくなっている。ながら視聴が多いテレビの視聴率よりも、能動的な意思があって視聴しているネットの視聴率の方が意味があるのではないかとさえ思う。テレビ局も広告主も、もっとネット視聴率を積極的に考えていった方がよい。実践していきながら、ネット視聴率の正確性やその意味について、把握していけると考える。

【ゲストスピーカー槇さん】
アナウンサーは言葉の魔術師である。単に与えられた原稿を読むだけでなく、アナウンサーは言葉のプロとして瞬時に的確なコメントをすることが求められている。私は先日教職の授業で模擬授業をしたのだが、素早く正確に物事を伝えることの難しさをすごく感じた。生徒は先生を「先生の言っていることは正しい知識だ」と思って聞いている。教師の言葉は、クラスの生徒全員分のプレッシャーを背負っているが、アナウンサーの背負うものはそれより遥かに大きいだろう。テレビを通じて、自分の発言ひとつひとつが夥しい数の人に届いてしまうからだ。槇さんは、とっても素敵な会話をする方だった。私たちからのあらゆる質問に対して反応して、いろんなお話を聞かせて下さり、やっぱりプロのアナウンサーはすごい!と感じた。
そして槇さんは、アナウンサーだけでなく、組織に属さずフリーとして生きているところも魅力的だった。フリーで生きていくことには実力が必要だが、自分らしい働き方を探していくことができる。働く女性として必要な「したたかさ」も、槇さんから学びたいと思ったことの一つだ。

2 件のコメント:

  1. 槇です。先日は皆さんのゼミに参加させて頂きまして有難うございました。過分なるお褒め(?)の言葉、恐れ入ります。これからの時代を創る柔軟な皆さんとお話できて刺激的なひと時でした。現役のマスコミ人、ジャーナリストの知人、友人は沢山おります。ニーズがありましたらおっしゃって下さい。これからのメディアツールは?既存のマスメディアの将来は??何か思いついたら、是非@norikomaki までツイート下さい。御礼まで。

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  2. >ゼミに入ると決め、その時間を過ごすならば、最大限に活用しなくては自分がもったいない。そして目標を定めることが、やる気を支え、効果を最大限にしてくれる。自主的に私もやってみようと思いました。

    すごくすてきな心掛けだと思う!
    どう在りたいのか、目標と理想を設定するのってとても大事だよね。わたしももっとしっかり定めてみようと思いました。

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