2010年6月20日日曜日

【0618ゼミの感想】テレビの未来【戸高】

【NCテレビ視聴率と広告】
 今回tsudaらせていただきましたが(http://twitter.com/kimsemi)、あとで読み返してみるとustで確認しなおすよりも手早く確認できるのでよかったです。ustは臨場感、twitterは手早く内容をさらう感じで上手く住み分けができているのではいかと思います。

 個人的には議論の中の、村山君が言っていた「テレビは家族で見ることを前提にしているので家族全体に訴求することができる、ネットは個人で見ることが前提なので、個人に訴求することができる。」と言ってたことが、ただのテレビ視聴スタイル以外の点に着目していたのでおもしろかったです。
 かくいうテレビも今や単身世帯が1500万件を増加し、またみなでテレビを囲んで番組を見るといった習慣も薄れているのでテレビが家族に訴求するものといった時代も古くなってきているのかもしれません。
 

 でも個人的にはテレビをみんなで見る行為というものはそれなりに好きなものでもあります。友達とskypeをしながらテレビ番組を見るのとかなかなかおもしろいですよ。
 で、こういう風に人と共有しながら見るのがおもしろいテレビ番組には特徴があると思います。
 1つは「クイズ番組」。みんなでわいわいとこれはこうだ、あれはああだ、実はこれってこういうことにも繋がってるんだぜ、と言った様にみんなの知を競わせる型の番組は1人よりも大人数で見た方が楽しいです。
 知を競わせるということはある種のクラウドソーシングであって、自分になかった知見を皆が発展させて行く感覚に近いのかもしれません。今のクイズ番組でも、クイズを「答えさせる」という点での視聴者参加は行われていますが、もっとその背景知識や、うんちくまでも共有できるような仕組みがあればおもしろいのかもしれません。
 もう1つは「スポーツ番組」。パブリックビューイングや、スポーツバーがあれだけ盛り上がっているんだから、もっとテレビでもそういった盛り上がりを起こすしかけをつくることはできるんじゃないかと思います。
 全お茶の間が1つに!といった感じで、テレビに光回線がつながればそういった仕掛けを作ることができると思います(もちろんテレビという公共の電波を使っているので、その責任は大きく、倫理的な問題が出てきて難しいとは思いますが)。
 twitterでも今回のW杯にちなんで、「未来を書き換えろ(http://nike.jp/football/future/)」などの様々なキャンペーンが行われていますが、もっと広いレベルでお茶の間が繋がるプラットフォームができればいいのではないかと思います。

【槙徳子さんのお話】
 アナウンサーは、確かに書かれた原稿やカンペをそのまま読むのがまず第一の仕事かもしれない。しかし、それをただ読むだけでは伝わらない。落ち着きがありながらも抑揚のある声と話し方があってこそのアナウンサーだと思う。
 槙さんはプレゼンをしていただいた時以外の話し方も相手が聞きやすいような話し方をされており、驚きました。
 自分はいつもプレゼンをする際に早口になる傾向があり、自分のお国柄としてそれが聞き取りやすくいいかなーと思っている自分もいまいたが、やはり皆に聞きやすい話し方をしなければならないのだなと実感しました。

 インターネットとテレビの融合のイメージは?と槙さんが最も知りたがっていたことにありましたが、「ユビキタステレビューイング」にあるんじゃないのかなと個人的には思います。
 インターネット自体が「ユビキタスコンピューティング」と言われ、いつでもどこでも接続可能なものになろうとしている今、それにテレビが繋がるといつでもどこでもテレビがあるのではないか、といったという安直な発想ですが。

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 この発想は去年のアクトビラプレゼンを行った際のアイデアに近いものがあります。テレビは家でも、携帯電話で外でも見ることができる時代になった。ならばどこでもアクセス可能なテレビを自分の生活基盤として扱い、1つのプラットフォームになるのではないかという考え方です。
 テレビと言うデバイスを通じて、留守番をしている子供の面倒を見たり、オンラインショッピングをしたり、冷蔵庫の中身とテレビが繋がっていて、料理番組のレシピと必要な食材がどれだけ冷蔵庫にあるかわかったりなど、テレビを家電というものとして見る。
 そしてその要素はいつでもどこでも携帯電話でチェックすることが可能で、外にいながらもいつでもどこでもテレビと繋がることができる。
 そんな未来が来てもいいんじゃないかと、個人的には思います。

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