2010年6月22日火曜日

0618ゼミ[矢部]




 プレゼンターとして初めてのNCでした。今回は「視聴率」をテーマにやろうと決めて、身近なことでも実はほとんど知られていない視聴率とこれからの放送産業においては、まとわりついてくるであろう「視聴率」について考えていければ、と思いました。当初は「放送の公共性」についてという、広告費削減→視聴率主義→制作費削減→放送の公共性低下、このようなことについてやってみたかったのですが、如何せん5日間で仕上げられるテーマでなかったため、ミクロに視聴率という部分にスポットを当ててやらさせていただきました。ゲストスピーカーが、テレビ業界の槇さんということもあり、少しは興味の助長になればなと思いました。

 おそらく、どこの産業もこれから、不祥事というものは絶えることはないと思う。そのような不祥事というのは、情報の秘匿性と専門性の壁から必ず生じる。オープン性というのはもひゃどこの業界でも聞くようになった言葉である。政府などでは、お決まりのように口に出すが、ほとんど実行されているかは不確かである。現にカネや官僚癒着など....そのためにも、この日本の視聴率業界において、日本版第三者監視機関の必要性は確実に重要な議題点であると思う。実質ビデオリサーチ社の独占となっている中で、社会から何かを求められるわけではない。競争相手やオンブズマンがいなければ、現状満足もしくはそれ以下となることが、通説である。そのため、調査開発向上の欠如やサービスの低下が懸念される。そこで、現代、多局化と多メディア化が進んでいる中で、テレビの視聴形態やユーザーの変化が視聴率に及ぼす影響は多々ある。通常な状態でも、サンプル数の問題など視聴率調査のは不完全な点が多いので、そのような事も含めて、調査の精度が包括的な意味で向上するように、第三者監視機関は必要であるといえる。

最近はワールドカップということもあり、日本戦の視聴率などで話題が盛り上がる事が多いが、そこで面白い出来事が起きた。NHKのアナウンサーが、日本VSオランダの宣伝をW杯の試合の番組でするときに、コマーシャルはなく、ぶっ通しということをテレビ上で発言してしまったのである。実際この試合の放映権はテレビ朝日が獲得していたので、NHK側はBSでの放送となっていた。そのため、ついつい民間放送との比較をしてしまって、口から出てしまったのだろう。このことは、コマーシャルという広告収入に関係詞、公共放送と民間放送の商業性を追求しているかしていないかに論点がある。放送の公共性を考える上では、面白い題材だと思う。個人的にはテレビ好きですし(あまり関係ないですが)、失敗だから仕方ないなと思います!

槇さんのお話を聞いて、テレビ好きの一人として放送産業に未来が確固たるものとしてあり続けるように僕自身も考えながら頑張っていきたいと思いました。

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