2010年6月19日土曜日

0618ゼミの感想【高橋】

<NC>
TVと視聴率・広告についてのNCでした。視聴率、という言葉をよく耳にしますが、実は意外と信用におけない数値である可能性が高いこと、そして現在の地デジ化に伴うTVチャンネルの多様化や媒体の多様化などを知り、TV局がますます厳しい立場に追いやられてしまうのではないかと始めは思った。しかし、ゼミ生の議論を聞いているうちに、ピンチこそがチャンスなのではないか、と考えた。
私の家のTVは地デジ化されていてBSも見れて、さらにケーブル契約もしているので、それこそプロ野球の試合全部映るほど、たくさんのチャンネル数を見ることができる。質疑応答の際、ありすぎていつも見てる番組を見るのでは、という質問があったが、個人的にはたくさんあるうちから自分のお気に入りの番組が何チャンネルか決まっていて、主にそれらをカチャカチャ回して気に入った番組がやってたら観ている感じになっている。つまり、今までNHKと民放の大体6チャンネルほどあったものが、BSやCATVも合わせて自分好みのチャンネルをカスタマイズすることができるという意味で、視聴者の幅広いニーズに合わせることができるようになっていて、これを私はプラスだと考える。TV離れが懸念される昨今、個々人に合わせた番組の選択肢が広がることによってTV離れを引き留めることができるのではないだろうか。
また、TVでは集団視聴率がわかり、ネットでは個別視聴率がわかる、といった点で広告する内容や放送する番組をどの時間帯に組み込むかによって、より精密で適したコンテンツを視聴者に提供できるのではないかと思った。

<ゲストスピーカー:槇徳子さん>
ぶっちゃけ話がたくさん聞けて本当に面白かったです。TV局の裏側を少し知ることができたのではないかな、と思います。
ゼミ生からでた意見で日経のアーカイブが見たい、とありましたが、確かに数週間前のアーカイブが見れるサービスがあったら本当に便利だなと思いました。ニュースで大まかな情報を得て、自分が興味あったもののみ、再度ネットで日経の記事を検索してより詳細な情報を得る。有料コンテンツにすると顧客が限定され、気軽に利用できる感じではなくなってしまうことが懸念材料だと個人的には思っていて、ターゲットをどうするかによって課金の度合いも変わるのではないかと思う。やはり一番いいのは無料ということになるが、それでは企業の慈善活動にしかならなくて、利益は見込めない上、下手したら日経新聞の売上を下げてしまうことに繋がりかねない。リスクをどう克服するか、課題を解決できたら提供者・消費者双方にとってwin-winになると思う。
また、ゼミの最後にでてきた地方局の番組を首都圏でも放送することはとてもいいアイディアだと思った。私がドイツに住んでいたとき、父の会社の人が関西出身で、よく日本の番組をDVDにやいて貸してくれていた。その一つに、「横町へよ~こちょ!」という吉本新喜劇の番組があり、たしかにくだらないのだが、家族でご飯を食べながら笑顔で団らんするのにはもってこいの番組だった。特に、私の母は日本語の番組しか楽しむことができなかったのでJSTVという、日本の限られた番組を有料で受信するサービスに加入していて、NHKニュースやバラエティ番組、ドラマなど2チャンネルほどしかない中観ていた。日本でTVを観たら吉本新喜劇の番組は神奈川ではやっていなくてさみしくなったこともあり、話を聞いていてそういったご当地限定番組、というのも放送する局があったら面白いのではないかと思った。津軽弁を教えてくれる番組を青森出身の友達に教えてもらい、Youtubeで観たときもそうだった。こんなに面白いのになんで神奈川で放送しないんだろう?と思ったほどだ。
首都圏に住んでいる人が新鮮な気持ちで楽しめるし、地方出身ならノスタルジーに浸れるご当地番組。もっと普及する手段がとられたらTV番組の種類も充実するのではないだろうか。

槇さん、面白くて貴重なお話ありがとうございました。

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