2010年6月17日木曜日

【ホンヨミ!】0618①最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと【金光】

『最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと』
マーカス・バッキンガム

”マネジャーとリーダーが違う”こと、がこの本で一貫して伝えている主張と感じた。
≪マネジャー≫はチームのメンバー一人一人を見て各自に合わせたきめ細かい接し方で各々を成長させる。それに対して
≪リーダー≫はチーム全体を、ある程度抽象的ではあっても常に大きな目標を掲げる、水先案内人のようなイメージを持った。

以下、印象にのこった部分を順序を並べ変えながら、まとめる。

≪マネジャーについて≫
優れたマネジャーは、他人の成長に喜びを感じる、教育本能がある。
マネジャーは混乱してはだめ、常に各自に期待することをはっきり示すことができる人

≪リーダーについて≫
未来への関心が強い、よりよい未来に向けて人を一致団結させる。
その未来のための尺度を示せるかが、リーダーについていく人にとっては重要。
尺度の良さの判断基準は、ズバリ「明確か」どうか。それと、自分たちが影響力を及ぼせる範囲のものがどうか。
楽観主義と強い自我が必要→そしてこれは先天的な才能と熱意。
その天性を持ったうえで、情熱を持ち続け、継続的に成長できるかどうかは「何を選ばないか」による。

≪共通≫
「人が一番多くを学ぶのは苦手からじゃない」
苦手かどうかの判断基準:退屈、満足感なし、ストレス、消耗しているとき
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書かれていることは具体例も豊富で理解しやすい。しかしあまりにも盛りだくさんなので実際にどれも実行することは理想的ではあるが難しいと思った。自分に実行できそうなことを抜粋して上記にあげた。

最後に書いた、「人が一番多くを学ぶのは苦手からじゃない」はリーダー、マネジャーには関係ないが興味深いフレーズだった。
なぜなら私は苦手なことほどやってみようとしてしまうからだ。自分の苦手なことほど克服したいから手を出してしまう。でも、その時、上に挙げたようなストレスは感じない。苦手を好きに変えて、最も多くを学べるという「得意分野」を増やしていきたい。

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