2010年6月16日水曜日

【ホンヨミ!0618②】FREE【高橋】

FREE~<無料>からお金を生み出す新戦略~ クリス・アンダーソン(著)

「無料」という言葉は誰しもが惹かれる言葉だろう。ネットにあふれる無料体験版や、無料コンテンツは広告費などで利益を生み出したり、体験版から有料コンテンツを購入するように誘導する手法などがある。
自分は昔から、よく店頭でみられる"Buy 1 get 1 FREE!"という販売戦略にまんまとつられてしまう方であった。無料になるなら買うしかない!と思うのだが、処分品であったら1個の値段を実質半額にするのと変わらない手法で、FREEという言葉を用いることで消費者の消費欲をかき立てる構造になっていたんだということを改めて感じた。

個人的には本書にある以下の4つのフリーがこれから経営戦略をたてるのに役立つにではないかと思った。
1.直接的内部相互補助(buy 1 get 1 free戦略など)
2.三者間市場(広告収入など)
3.フリーミアム(基本製品とプレミアム製品)
4.非貨幣市場(ユーザー=労働力など)

ネットの世界を上手く活用したFREE戦略だが、もちろんネット意外でも十分応用できる戦略だ感じた。
人間の心を惹く「無料」という言葉をいかにして活用し、利益へと導くか。
まずは消費者の心を掴んでから勝負する、という戦略は大変効果のあり、経営戦略をたてるならば「無料」をキーワードに据えてビジネスモデルを作り上げるのも有効的だろう。

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