2010年6月14日月曜日

0611ゼミの感想【岡本】

 金ゼミリアルプロジェクトの舞台となるバンダイナムコゲームスを訪問。たたずまいに圧倒される本社ビルを正面から入ると、営業スマイルがまぶしいパックマンと仏頂面のガンダムに迎えられた。
 
 右手には自分の年齢が一ケタ台のころに見た覚えのあるアーケード筐体もあり、懐かしくも、この業界の進歩の速さに目を見張った。30年前にはインベーダーゲームに黒山の人だかりが出来ていたのが、いまや同社の「戦場の絆」をもってしても列を成すことは殆どない(人気の機種でさえ、列を作らせるほどの人気は難しい)。それだけ、はっきり言えば日本人の心は確実にゲームセンターから離れてきている。超一流の立地にはそれ相応の顧客がつくが、地方のゲームセンターなどは惨憺たるものと聞く。求められるのはコンテンツの改革か、はたまたゲームセンターという場所の改革か。両輪で変えていかないことには、どの道ゲームセンターの未来はないような気がした。
 
 面白かったのが社員食堂。海老名メロンパンやマグロの解体ショー……とてもとてもクリエイティブな発想が生まれそうな食堂だった。いやホントに。苦情を書いた紙を投函する箱もあり、福利厚生が非常にしっかりした、全体的に働きやすい職場という印象。
 
 それにしても、社員の全員(?)に企画を出させて一つしか通らないという審査には驚いた。それは少人数かつ、わずか4つか5つのグループで出す案が審査を通過する可能性が以下に低いかということを示す指標でもあり、それだけ難しいことに挑戦しようとしているという、少なくとも自分にとってはモチベーションにもなるものだった。中身のあるものを作るには当然、考える作業も多く必要になる。金先生も仰っていたように、「学生なのに企画立案に参加できてラッキー」ではなく、「一人の社員として」精一杯の能力を出し切りたいと感じた。学生であることが弱点ではなくアドバンテージにもなるという証明を、自分たちの手で出来たらと強く感じた。

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