2010年6月6日日曜日

0604ゼミの感想【山本】

【フェアユース】

 今まで著作権関連のはなしには少しアレルギーがありましたが、今回斎藤くんと矢野さんのおかげで理解を深めることができました。
 今回著作権法に関して、日本の大陸法とアメリカの英米法の違いやオプトイン・オプトアウトなどの話が出ましたが、このような日本とアメリカの法律の違いは日本とアメリカの思想の違いにも通じるものだとつくずく感じました。
 春にSilliconValleyに行ったとき、アメリカの“失敗は成長に付きもの。”“とりあえず挑戦してみて、失敗してから考え直そう”というスタンスを肌で感じました。このような考え方があるからこそアメリカではフェアユースが機能しているように思います。一方“失敗は悪いもの”という考え方の強い(と、少なくとも私は感じている)日本においてフェアユースがどのように機能していくのか、とても興味深いです。
 また、日本版フェアユースとひとことで言っても、様々な専門家が様々な形態のフェアユースを考えているのが現実です。どのくらい個別規定を設けるかなど、日本版フェアユースを導入するかだけでなくどのような日本版を作るかということも難解な問題です。
この点に関して、日本版フェアユースに関するパブリックコメントを現在文化庁が募集しているそうです。これをきっかけに提出してみるのも良いかもしれません。

【3D】

 今とてもホットな話題なのでおもしろかったです。ただ、所用時間を考えると、3Dの利用例をグループワークするというよりは、ゼミ全体で議論してもよかったかなと少し思いました。
グループワークをしていて、3DをPCなどで利用することを考えると、ARとの差異化が難しいなと思いました。今後映画以外ででのようなデバイスに使用されるのか、とても興味深いです。

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