2010年5月3日月曜日

のびしろたくさん

 毎年、その前年を上回るような新入生のBrand Myselfが見られて、嬉しい一方、焦りも感じます。その位、この前のプレゼンは全体的に良いものであったと思います。中にはプレゼン/ppt初使用であった人もいたみたいですけど、全く遜色無いクオリティに驚かされました。(プレゼンのアドバイスに関してはまた別エントリで述べます。)
 また外向き、向上心のある人(しかも多様なバックグラウンド)が集まってきてくれてこの1年が非常に楽しみになってきました。緊張感を保ちながら、楽しんで行きたいと思います。

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 NCでは議論をするのか講義をするのかという目標設定、そして議論をするのであれば用語の定義、解説および問題設定が叩き台として必要であったように感じます。
 例えば、今回の議論でのコンテンツの定義は「(法律上の)著作物」であったように感じます。
 
 また、ゼミで扱う「プラットホーム」の定義に関してですが、基本的には以下の定義です。
〈定義〉
 - Multiple Customer Groups
 :顧客が複数組いる
 - Benefited by Facilitating Interactions between Customers
 :顧客間の相互関係を取り持ち収益を得る
〈役割〉
 - Audience Building
 :顧客を集める
 - Match Making
 :顧客同士の「出会い」を援助する
 - Cost Minimizing
 :コストを最小限にする
 長くなるのでこの辺にしておきます。詳細はこのサイトで。

 あと、著作権は次の創作のためのインセンティブであると考えます。市場を拡大し、収益をあげていくことも結果として次の創作に繋がるため重要であると考えています。議論の中で話題に上った政府の役割としてはこの「次の創作」に繋がることを目的としたルール作りや金銭面での支援が挙げられます。
 
 アニメ業界などに散見されるクリエイターの賃金問題ですが、類似例や別の業界にヒントは転がっているのかもしれません。例えば、以前ゼミで扱ったハリウッドの映画産業では同業者が労働組合を組み、年金などの制度をつくることで生活を安定させています。また、収益を伸ばすという点では、技術移転やコンサルティングを目的に海外に日本のクリエイターを派遣することもビジネスになると考えられます。
 
 ともあれ、やはり4期のプレゼンは以前に増して磨きがかかっててかなりわかりやすかったです。

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