2010年5月22日土曜日

[ホンヨミ!]0521①ハイ・コンセプト[矢部]

ハイ・コンセプト ダニエルピンク(著) 大前研一(訳)

 この21世紀という格差社会で、どのように生きていくかをこの本は説いている。知識だけ持っているようでは生きていけない。この第4の波が来るといわれる社会では、知識はgoogleで充分なのだ。第4の波といわれる、コンセプチュアル社会では、情報化社会で必要とされた、専門力は必要でなく、総合力こそ真の力なのである。左脳だけで考えていくことよりも右脳を使って、創造力あふれる感性のもと人との共感を生んだり、ばらばらなものをひとつに統合することをしながら、左脳の知識的能力で補完していくということが重要なのだ。コンセプトの時代には、6つの感性というのが求められている。とにかく感性を磨くことが重要と書かれている。

 私が思ったこととしては、いろいろな経験をして、自分の心に響かせたり、残らせたりすることが必要なのだと思った。そのたくさんの経験を自分の中で、リンクさせていくことができれば、人間として大きくなれる可能性が高くなるのだろうと思った。真面目に取り組むよりは、それに意味のある自分がやりがいのあると感じられるものをたくさん経験していくと楽しくなることもできるし、それが蓄積して、そこから個別個別の意味でなく、全体の調和を生み出し多感な人間になれるのだろうと思った。
とても、生き方を考えさせてくるとても良い本であったと思う。

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