2010年5月23日日曜日

0521ゼミ[矢部]

[NC]
 
 「ネットワーク中立性」について。始めはネットワーク中立性の本当に触り部分的な内容しか分からなかったので、理解をこのNCを通して深められるということで、楽しみにしていた。実際、その期待通りすばらしい内容で僕の、ネットワーク中立性を考えていく上でのきっかけとなってくれたのは間違いない。全て知らない内容に近かったので、勉強になった。しかし、まだ慣れないつだるのを併用したため、十分な理解をその場でできたとは言いがたい状況でもあった。特に今回の内容は個人的に、頭の中がカオスになる内容であったので、しっかりメモをとって聞きたかったことは本音でもある。しかし、広報的な意味合い、ゼミの活性化を含めてのつだりなので、要領よくこれからもやっていきたいとも思う。ディベートでは個人的に、頭の中で整理することに終始、時間がかかり議論に対して、納得する対場であったので、口に出して自分の考えを言えるレベルにまで最終的にはなりたいなと思った。やはり、ディベートという体裁を今回はとったことにより、如実に表れたのが、どれだけ論理的に物事を考えられるかということは、自分の中での知識として体系化する際にとても重要な要素となるのだな、と思った。しかし論理的思考というものは、知識というパーツがそろって初めて濃いものができると思うので、まずはその前段階をしっかり着実にやることが重要だと思った。その点で、NCの構成はとても良かったと感じながらも、もう少し時間と情報が欲しかった部分も止むを得ない。

 ネットワーク中立性を考える上では、インターネットプロバイダー(通信事業者)、コンテンツ事業者、ユーザーの3つを軸に考える必要があると分かった。ヘビーユーザーからすれば、10%というとても少ないユーザーが63%もの帯域を利用していて、つまりそれは平均利用量において一般ユーザーの190倍もの量をヘビーユーザー一人ひとりが使っているからなのだ。これにはとても驚きである。その観点から帯域制御はされるべきだと思う。総務省主催の調査研究会でも出ていたが、やはり、ヘビーユーザーへの追加課金というものには賛成である。つまりネットワーク中立性に反対であるという、通信事業者側の視点となる。やはり、多く使う人は、それに応じて多く対価を支払うべきである。同料金でヘビーに帯域を使うユーザー、コンテンツ事業者はいわゆるフリーライダーである。そこでコンテンツ事業者に多くお金を支払わせることで、ユーザーに追加課金プレミアム的なものを課すことができるのでとてもいい仕組みだと思う。加えて、制御しなければ、設備投資へのインセンティブが失われるのも痛いことである。
 私たちの周りにこんなにもネットワーク中立性を考える例がたくさんあるということを知って面白かった。そして日本とアメリカの総務省、独立機関とFCCの役割ついても触れることができて、これからネットワーク中立性を考える上でとてもプラスになるものであった。

[WS]

 5人で意見を出し合いながら、作業を進めていくことはとても楽しかったし、勉強になることが多かった。他人の意見をひとつひとうたくさんだしながらも、近くで聞くことができるので、すぐにレスポンスをできるということがとても良いところだと思った。今回は4Pというframeを使ってということで、新しい意味のある論理的なイノベーションを起こすということに焦点が与えられていたことには、とても指針が明快ですっきりしましたが、have an exchangeということもあるので、結果的に質を求めることは難しいと思った。もしまたやる機会があったら、その点にも注意したい。
 発散と収束という大きな意味での視点から、brainstormingをやる上での、細かいポイントがあった。これらは、日々の議論や共同作業的なものでは生かすことができると思ったので活用したい。質を高めていくことより量を増やすことで、周りの環境には好影響を与えると思う。その上で、+αや-αやcombineなどしていくことができれば、次第にアイディアというものは洗練されていくのだと感じた。
 
 3期生の先輩方ありがとうございました。

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