2010年5月23日日曜日

0521ゼミの感想 【岡本】

【NC】
 
金ゼミに入って初のディベート。いや大学…いや人生初かもしれないです。
 
自分たちの立場がよく分からなかったこと、またそのよく分からないのを分からないままで議論を始めてしまったことが多分よくなかったですね。議論の前提となる部分を、議論を始める前に固めるのが大事なのだと実感できました。
 
先生は一通りの議論のあと、「あれはこうこうこういうことなので~」と解説していましたが、いつかは議論の場で自分がその間違いを指摘できるようになりたい。自分たちの立場を擁護できる意見もそれに対する反論も十分に考え合わせたうえでディベートに臨めば、勝てるとは言えないまでも少なくとも勝負にはなります。普段に増して事前知識の重要性を再認識させられるNCでした。
 
また大賀さんの講義は大変参考になりました。ディベートはただ何でもかんでも言い合っていればいいわけではなかった。マナーがあって流儀がある。まずはそこから学ばなければいけないのかなということを強く感じました。それが実践出来るにしろ出来ないにしろ、まずは自分の中に「理想のディベート像」を持てることが大事。
 
【ワークショップ】
 
「面白法人カヤック」という会社が好きで、そこでよくやっているというブレストという手法には以前から興味がありました。でも実際にやってみると難しい。何が難しいって、全貌のパッと分からないアイデアに対して、「建設的な」レスポンスをするというのが。いつの間にか「あー、なるほど」が口癖になってたり。何を言っても「あー、なるほど」では、確かに否定こそしていないものの何も言っていないのも同じというか…。少なくともそこに「否定しない」というポイントの真意はないように思えます。

貴重なアイデアを「つぶすのではなく」+αを付けて「発展させる」、これこそが「否定しない」の真意なのではないかと思ったり思わなかったり。「なるほど」では良くも悪くも横ばいなわけで、レスポンスとして簡単ではあるけれども望ましくはないと感じました。
 
「実現可能性」、「面白さ」、「新奇性」、「安さ」…といったたくさんの軸の中で一体どこを重視するのか、といった点にも難しさがあると感じます。全部を盛り込もうとすると「実現可能性」が限りなく低くなる。と言って、「実現可能性」を高めれば現状からの大幅な脱却は難しい。
 
金先生が「実際にビジネスに結び付けられるようなものはなかった」と仰っていましたが、「実際にビジネスに結び付けられるような」絶妙なバランスをどのあたりで取るのか。それにはしっかりとしたかじ取り役が必要だし、そのためにはアイデアを出すことが重視される中でも全体を俯瞰できる人間が必要だと感じました。アイデアを出すことに囚われるあまり全体に目が向かないのではいけない。と言って全体に囚われるあまりアイデアを出せないのでもいけない。
 
そういう意味で、いっそ役割分担してしまえばいいんじゃないか、と思ったり。多分ワークショップの主旨を若干外れると思いますが。誰もが同じ立場で話し合うことでベクトルこそいろいろな方向に出るけれども、それをまとめる役割というか、司会進行的な役割がいないと、なんというかアイデアがたくさん出ても先に進んでいる感じがしない。と言って司会進行役を作ると、かなり司会役の負担が増えそうな気はなんとなくするものの。

自分に関して言えば、どちらもできるどころか、どちらについても何となく中途半端だったので反省しなくては。

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