2010年5月16日日曜日

【栫井】0514ゼミの感想

体調崩しやすい気候が続きますね。早く安定した夏が来て欲しいものです…

【NC:CGMマーケティング】
去年の論文でやった内容と被るところもあり、期待して臨んだが、田島さん始め3人のモチベーションが十二分に伝わってくるNCでした。
人と人を繋ぐソーシャルグラフを上手く利用し拡げて行うCGMマーケティングは、従来の広告よりも広告主側の細やかな配慮が必要とされるものだと思います。
Twitterを用いたマーケティングをとっても、やはりつまらない情報をひたすら流すだけでは、クリック率の低いmixiのバナー広告と変わらない。企業とターゲットの距離が近いからこそ、双方向性を活かして面白いコミュニケーションの形をつくることが求められる。

NCの形を工夫する流れが出来てきて、とても嬉しいです。
今回のグループワークは、わからなかったところの確認・やった内容の復習と実践・活気あるゼミの空気、かなりの成果を挙げられたのではないでしょうか。
時間がもっとあれば、グループワークの成果を金先生に評価していただいたり、お互いの意見についてディスカッションしたり、もっとおもしろくなっただろうな、と少し残念です。
ともあれ、屈指のNCでした!
プレゼンター・コメンテーターの3人は、お疲れさまでした。

【全員プレゼン:電子書籍】
16人16色のプレゼンでした。
みんなそれぞれ、自分の切り口にあったデータと意見を示していて、何度も唸らされました。
中でも印象に残っていたものをいくつか。

・金光さんのプレゼンから、「技術だけではダメで総合力で勝負するべき」。電子書籍に限らず、技術力では負けてないんじゃないかと思われる日本製品が世界で勝つためには、プロダクトを越えた消費者との関係を設計していく必要がある。
・岡本君のプレゼンにあった、電子書籍×3D。
 ▷http://www.youtube.com/watch?v=W1BhozWmqYg&feature=player_embedded
こんな例があります。良かったら見てみてください♪
・斎藤君のプレゼンから、「新聞の良さ:家族みんなで楽しめること」。それに合ったデバイスやコンテンツの形ってどんなのだろう?と思ったとき思い出したのですが、私は小学生のとき、我が家で取っていた朝日の子ども新聞が好きでした。あれが電子化されてiPadで読めるようになったら、もっとインタラクティブで面白いものになったのかな、と考えてわくわくしました。
・黄さんのプレゼンから、「紙媒体はねんど板から進化を続けてきた」。「メディア論」で社会学者のマクルーハンが云うように、「メディアはメッセージ」。メディアの変遷によって人間の経験様式は変わり、社会は変革する。紙という様式に縛られていては社会は先に進まない。また、マクルーハンは紙媒体は視覚に頼り切っていて、他の4感の衰退を招いていると云っていた。ならば、人間の5感に訴えかけるメッセージを生み出す可能性を秘めた電子書籍を、マクルーハンは歓迎したことだろう。
・田島さんのプレゼンから、「電子書籍読み取りデバイスを購入する人は、ビジネス書を読む層」。どんな層が購入するのか、という視野はとても必要な一方、つい見落としがちなので確認出来たことは収穫だった。

私自身のプレゼンは、意図的に電子書籍と関係無いところからスタートさせた。
一番の目的は、過去にフレームワーク化した事象を少し離れた事象に当て嵌める作業をしたいと予てから思っていたことにあるが、正直なところ、電子書籍というビジネスにあまり興味が持てなかったからでもある。
それでも5000字書くことになったからには避けては通れない。興味の無いと思っているものでも、やってみれば絶対に自分の興味に活きてくる。たびたび言われるこの言は、確かに経験則からも是と言える。
技術としてのメディアの電子化・ネットワーク化には多分に興味があるので、そちらの方面から攻めていけたらと思う。UGC化を可能にするのも電子書籍ネットワークの確立だ。
来週までに自分の今後に役立てられるようなプロポーザルを立てたい。

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