2010年5月17日月曜日

【0514ゼミの感想】いよいよえぐってきました(笑)【岸本】


 ソーシャルメディア上で何かを広く伝える事においては、とにかく「多くの人を集めること」が重要であると思います。もちろん、法や規範などを守った上のことですが。
 その意味ではUCCのbot事件は規範に触れるもので、ユーザーには好まれなかったと考えています。facebookの友人システムについては疎いのですが、バーガーキングの友達生け贄キャンペーンに関しては、友人数の増減という従来とは異なるところで消費者の注意をひくことが出来るためにその点では成功したと言えるのではないでしょうか。しかし、人間関係的なところははっきりとしたルールが無いため、反発を招くであろうことは予見出来たとは思います。

 一昨年「グランズウェル」というウェブマーケティングの事例が沢山載っている本を読んだのですが、そこでのフレームワークを自分なりにまとめ直してみると次のような感じになります。

従来型
- 告知:従来の広告的アプローチ
- 傾聴:従来のマーケティング的リサーチ

ソーシャル型
- 対話:対話でサポートなどを行う
- 活性化:1. 顧客間の対話のファシリテート 2. ネタ提供

 この4つの方法はそれぞれが独立したり組み合わさったりして実際は行われます。そしてこうした方法はブランドにも大きく影響するので、予め目指すべき方向、メッセージなどを明確にしておくべきであると考えられます。

 NCのやり方に関しては正直もっと時間が欲しかったかなと。グループワークにもっと時間をかけて、あと最後のまとめの後にも時間があればもっと議論を詰める事が出来たのではないかと感じています。ただ、限られた時間の中ではかなり密度が高くて良かったと思います。

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 昨年の三田論のテーマでもあった電子書籍についてですが、まだまだ知らない事が多くてためになりました。

 自分がプラットホームや規格よりのテーマを扱った理由に関してですが、これは、一旦そのプラットホームなり規格なりに人が集まってしまえば、コンテンツ供給者はその変化に適応して生き延びて行くほかないと考えているためです。
 (残酷なことかもしれませんが、事実私たちは音楽産業においてレコード屋を潰し、CD屋を潰そうとしているのです。もちろん、ただ潰されるだけでなく、古い規格の付加価値を売りにして生き延びる工夫をする事もできます。例えば、現在レコードを扱う店はDJユース向けや昔の音楽が好きであるという人に向けての付加価値を売りにしています。市場が縮小傾向にあるので、必然的に値は上がりがちですが。)
 人を集めるには現在のライフスタイルからのスイッチングコストを下げて、より便利な機能を提供し、ニーズを満たす事が重要です。また、十分なコンテンツを継続的に提供出来るように、コンテンツ提供者たちにとっても魅力的なシステムやプラットホームを提供しなければなりません。
 こうした変化をうまく捉えた「成功例」としてiPodのモデルと「失敗した」SONYなどのモデルを比較しようと考えました。

 Ustream中継に関しては鋭意改善研究中ですので、次回はより良いものにしたいと考えています。

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