2010年5月17日月曜日

【ホンヨミ!0514②】グーグル革命の衝撃【長澤】

『グーグル革命の衝撃』 NHKスペシャル取材班(新潮文庫)


まずは、私と同じ学生がベンチャー企業を興し、世界中で今最も注目される巨大企業にまでなった、ということに衝撃を受けた。
私の知り合いの慶應の学生でも、企業をした人は知っているが、ここまで成功する例はまれだと思う。

また、グーグルの行っている「ロングテールビジネス」はとても素晴らしい経営方法だと思った。
普通は需要がほとんどないために店頭に並べないような商品も、インターネットでの自動処理を基本にしているため、利益につながるという。

広告料が収入の大半を占めている、ということも衝撃のひとつだった。
検索に関連する広告を表示するシステムであるが、文章でしか表示されず目立たないため、ユーザーにとって「うるさくない」広告なのだそうだ。
検索キーワードを打ち込んだ人に向けて広告を出すということは、見る人の興味や関心など個人個人に対象を絞り込んでいるため「ターゲット広告」と呼ばれている。
このように、ただサイトに広告を表示するだけでなく、きちんと対象を絞っているということで効率よく宣伝出来ているのだと思う。

検索サイトは沢山存在するが、その中でグーグルはただの検索エンジンだけでなく多様なサービスを提供しているため、利用者をこれからも拡大していくのだと思う。
ただ、全てをグーグルに委ねることで、何か失うものもあるのではないか、という心配も拭いきれない。
今後のグーグルの行方にも注目していきたい。

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