2010年5月12日水曜日

【ホンヨミ!0514②】デジタルサイネージ革命【高橋】

デジタルサイネージ革命 中村伊知哉・石戸奈々子(著)

本著を読むまではデジタルサイネージが一体何なのか具体的には知らなかった。しかし、読み終えてから実はとても身近にあふれてきているものだったと気づいた。電車でも店でも街中でもタクシーの中でも…。普段気にせず自然と目にしてしまっていたものだったので改めて街中で見たときはまた違った視点で見ることができた。
本著ではデジタルサイネージがどう生かされていて、今後どうなっていくかなどが論じられている。広告の効果や新しい発展の可能性など多岐に渡っていて大変興味深かった。海外での用いられ方も紹介されていて、その未知なる可能性が今後どう発展していくのか、なんとも面白い媒体であると感じた。また、そうした媒体をこの先自分も色んな手法で効果的に用いていけるようになりたいと思った。
他の媒体とも融合できるし、単に次世代広告というわけでもない。その可能性は無限大で、考えようによっては今後もっと進化してとても面白い時代がくるのではないかと思う。
厚さ1cmほどの霧に画面を投影してそこを人が通り抜けるのは、見ている人からしたらまるで人が画面から出てくるようでなんとも興味深いものだと思った。そして、そうした遊び心からこそ人は面白いと感じて心が動かされるものであるから、創造性を駆使して誰もが楽しめるようなコンテンツがあれば最高のメディア媒体となるに違いない。コンテンツ次第でどこまでも発展していくことができる媒体であると思う。広告のみならず、人々の生活に有益な情報などを通信と融合して独創的に届けることができたら普段の生活も面白くなって明るい気持ちで過ごせるのではないだろうか。
デジタルサイネージを用いて遊び心のあるコンテンツを取り込むことができたらもっと人々の生活に浸透してさらに発展していくことのできる分野だと感じた。

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