2010年5月10日月曜日

0507ゼミの感想【斎藤】

 今回は自身のNCコメンテーターの成果について振り返ってみたいと思います。
 まず、スライドに関しては全体の論理的な展開が欠けていました。非エンターテインメント分野におけるデジタルコンテンツ化に注目し、その中でもBtoCに注目したのは何故かという点が特に伝わりにくいという指摘が多かったです。今回、資料を集めるにあたって企業間取引に関するものより消費者向け取引に関するものの方が、僕たち自身が消費者であることを考えると感覚としてつかみやすいと思いました。しかしながら、プレゼンの導入が市場規模の観点から始まったことを考えると、BtoB市場を扱った方が大きくインパクトが大きく説得力があったと思います。このギャップを埋め合わせるためには何故その資料を選択したのかという根拠を明確に言うべきでした。
 さらには自分の手持ちのデータだけを参照するのでなく可能な限りに最も効果的なデータを探さなければなりません。それで最適なものが見つからなければ、手持ちのデータを無理に使わず切り捨てなければならないと思います。単にデータを提示するだけでは、それが生きてこず一方的なプレゼンになってしまうと感じました。次回は各々のスライドが関連性を持つように工夫していきたいです。これらのことは振り返ってみれば至極当たり前のことではありますが、自分でプレゼンを行うことで実際にそれらを感じることができました。
 また、ゼミ全体で議論をし何らかの結論を出すことの難しさも感じています。論点を絞り込むことが大切だという指摘が多いですが、この点が当面の課題になりそうです。僕個人としてはどのようにすればいいのかまだわからないというのが本音です。プレゼンを行う側としてはスライドの作成だけに全力を注ぐのでなく、本番での議論を意識して多少の余力を残すことも大切なのかもしれません。僕自身はスライドが完成した時点で一つの達成感がありましたが、スライドはあくまでもプレゼンの一部であって、それをどのように議論の中で生かせるかという点がカギだと思いました。そして、プレゼンを受ける側としてはとにかく発言することが大切だとおもいます。一見的外れにに思える発言があったとしてもそれで良いと思います。複数の人間が集まって議論する際にはなかなか合理的に結論に至ることは難しいと思うので混沌とした中でも最終的に残ったものが結論となる、とするのは少し楽観的すぎるでしょうか。そんな中でも議論の方向性を指し示すことができればそれは有意な人材になることができると思うのでそこを目標にしたいと思います。
 全体的に課題ばかりの感想となってしまいましたが、今回はプレゼンを行う事ができたことで収穫もありました。反省点ばかりを挙げていてもキリがないので次回はもっと良くしようと前向きにとらえていきたいと思います。

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