第四の波が既に押し寄せている!
今から二十数年前に書かれたアルビン・トフラー氏による「第三の波」。
そこには言うまでもなく第一の波としての農耕社会、第二の波としての産業社会が終わり、第三の社会である情報化社会の波の到来が告げられていた。しかしながら、この第三の波の中で重要視されていた、知的労働達の地位が、想像以上に早くコンピューターやインターネットに取って代わられた。
そして第四の波が到来した。
第四の波というのは、既成概念にとらわれず新しい視点から物事をとらえ、新しい意味付けを与えて行く流れのこと。
つまり第三から第四の波への移行に伴い「情報化社会」から「コンセプチュアル社会」への移行が実現したのである。
ここで本書のポイントが浮上する。
つまり今までの考え方じゃダメなのだ。
エリート街道の花型とも言われる医者や弁護士の仕事だってこれがらは どんどんコンピューターに取って代わられる時代になる。
じゃあ、どうすればいいのか?
ここで我々の道を開く為の六つの感性(センス)が用意されている。
以下本書から抜粋
1、機能だけでなく「デザイン」
2、議論よりは「物語」
3、個別よりも「全体の調和(シンフォニー)」
4、論理でなく「共感」
5、真面目だけでなく「遊び心」
6、モノよりも「生きがい」
特に1と6の項目に私は、個人的に感銘を受けた。
この本の長所はイイと思ったことをすぐ実践に移せるよう具体的にその方法が記述されている点だ。
私もさっそく気になるデザインの記録を始めた。昨日、本屋に行ってデザイン専門誌を二冊購入してみた。 それから実家の隅にあった「夜と霧」を引っ張り出した。
これが何を意味するのかは本書を読めばすぐに分かる。
何かを始めたい、自分に何か足りないがどうすればいいのか分からない、といったような悩みを抱えている方に特に推薦したいと思うのは私だけだろうか。
2010年5月6日木曜日
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