2010年4月20日火曜日

新年度を迎えての雑感。

 3期生、法政4年の岸本です。
 
 新年度を迎え、先輩面下げた3期生の立場として1つだけアドバイスを。

 それは「時間の使い方に気をつけること」です。何を当たり前な、と思われるかもしれません。ですが実際、2年生はゼミ初体験で思いのほか時間を割くハメになり、3年生はすぐさま就活が始まるので、それぞれの学年が思った以上に多忙になるでしょう。(「ジャネーの法則」ではありませんが、私の実感としては1>2>3>4と学年が上がるにつれて時間の流れを早く感じます。)

 時間をより有効に使う、つまり、より多くのタスクを処理するには「1.処理スピードを上げる」「2.無駄を減らす」の2つの方法が考えられます。
 前者の方法では新しく取り組むものごとではなく、普段のルーティン的なタスク処理のスピードを上げる。後者の方法では先生の発言にもあったように優先順位付けを行うことが有効だと考えられます。

 要するに、普段やってることをもっとスマートにこなしながら、新しい、あるいは重要な(この2つは背反しない場合も多々ありますが)ものごとに時間を割いてガンガンいきましょうということです。でないと、あっという間に1年、2年が過ぎてしまいます。この時期は色々新しいことに取り組む季節だと思うので(とはいえいつでも「思い立ったが吉日」ですが)1つアドバイスを失敬しました。

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 4期生のBrand Myselfは一人一人の成長が確認出来たのが良かったと思います。個人差が無くなってきた印象を持ちました。今年の暮れとかにはもっとパワーバランスが崩れて個人の成長の差が出るようになるのでしょうか…笑。
 勝ち負けじゃないですけど、負けていられないな、と良い意味で触発されました。
 
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 先生の講義では、見逃しがちなTwitterでの発言の深いところまで聞けて良かったと感じています。

 「誰も上ったことのない山に登る」「既存の学問の権威の先生に教えを乞われるようなものを学ぶ」という言葉には昨年度のこの本のことを思い出しました。
 
 山のたとえで少し脱線。Googleの会社説明会でボブ・マーリーの「Ain't no mountain high enough」という曲のGoogle社員によるカバーが流れていて後々意味に気づいたときのインパクトが忘れられません。つまり誰も上ったことがなくても、高すぎる山は無いんだ、と。
 もうひとつ。最近あるベンチャーの社長さんとお話する機会があって、そこで言われたことに、「山は色々なルートで登れるけれど、最初は出来るだけチャレンジングなルートをたどる方が技術が身に付くから、難しいところに挑戦してみて」というものがありました。山だけでなく、登り方も多様なのです。

 さて、本題に戻ると、「創る作業」+「広げる作業」のところにも色々思うところがありました。「創る作業」とは自己完結、悪く言えば自己満足の世界で、「広げる作業」とは、社会的な文脈の中に位置づけていくことだと感じました。(そしてその「広げる作業」の中には情報の非対称性を活かしたブランディングが含まれるのかなと。)

 何はともあれ、次回のゼミが楽しみです。そんな感じで今年1年宜しくお願いします。

2 件のコメント:

  1. 岸本さんのブログはひとつの記事からいろんな世界へ広がっていて得るものが多いです!
    一年間よろしくお願いします。

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  2. 時間の使い方のお話、とても参考になりました。

    「Ain't no mountain high enough」は大好きな曲です。愛の歌だと思っていましたが、「you」を夢とか目指すものと考えれば、人生の曲でもあるんですね。

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