2010年4月29日木曜日

【ホンヨミ!】0430①著作権の世紀【金光】

福井健策『著作権の世紀』

以前、同著者による『著作権とは何か』を読んだときは、分かりやすさに驚きました。
今回の本は、ネットや新しい芸術など最新の事例に関連付けた内容が多かったです。金ゼミで扱う内容とリンクしている部分が多いが、『著作権とは何か』を合わせて読むことをお勧めします。

この本を読み、今週金曜のNCに向けて「コンテンツと著作権」のスライドを準備し、昨日は知的資産センター設置科目で、著作権を扱う弁護士の話を聞き、と今週は著作権漬になっていました。

「権利者と利用者のバランス」で動いている世界だと思いました。もはや問題は国内にとどまらず、自国の価値観対応できません。アメリカを例にとっても、判例主義のアメリカでは、著作権をゆるやかに主張するフェアユース規定が主流です。日本でも日本版フェアユースの取り組みや、クリエイティブコモンズの導入も進んでいますが、どれもまだ全てに対応できるところまでは広まっていません。

今自分は利用者としての立場しか体験していませんが、権利者の立場になってみること。それも業種、職種によって受け取り方は大きく異なると思います。

金曜日は、広く浅くですが、コンテンツと著作権についてNCします。
著作権が身近な概念だということだけは伝えたいなと思っています。

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